見解アレもダメ。コレもダメ。 今の世の中、芸人さんと言えども『オレらは特別な世界なんで』と世間のルールの外側には出られなくなりました。 規格外の生き様を見せるのも、芸のうち。かつてはそんな風潮もありましたが、今はそこの味が出せなくなっています。 がんじがらめの中で、いかに刺激を創出するか。 何をしでかすか分からない狂気と色気をどう醸し出すか。 それを考え尽くしたスタイルが粗品さんであり、余すところなく出せるステージが圧倒的長時間に渡る生放送『27時間テレビ』だったのではとも考えます。 逆に言うと、そのステージあったからこそ、そこに向けてタネを撒いてきたのでは。 粗品さんなら、それくらいいとも簡単に企てるのでは。 芸能人が身近になり、答え合わせが簡単になり、奥行きあるスターが生まれにくい。 そんな中で久々に色気ある芸人さんのニオイを嗅いだ気がしました。
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コメンテータープロフィール
立命館大学卒業後、デイリースポーツに入社。芸能担当となり、お笑い、宝塚歌劇団などを取材。上方漫才大賞など数々の賞レースで審査員も担当。12年に同社を退社し、KOZOクリエイターズに所属する。読売テレビ・中京テレビ「上沼・高田のクギズケ!」、中京テレビ「キャッチ!」、MBSラジオ「松井愛のすこ~し愛して♡」、ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」などに出演中。「Yahoo!オーサーアワード2019」で特別賞を受賞。また「チャートビート」が発表した「2019年で注目を集めた記事100」で世界8位となる。著書に「なぜ、この芸人は売れ続けるのか?」。
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