見解9月に行われた政府主導の1万人合同結婚式も、ほとんどSNSで話題にもならず、むしろ若者を白けさせるものでしたが、政府の新しい施策も「焼石に水」状態ではないかと思います。また、まだ具体的な内容が発表されておらず、実行までには時間がかかると思います。 結婚のための出会いの場をお膳立てしても、若者の気持ちがついていかないですし、いまの若者は一人でいることに慣れていて、猫やゲーム、趣味さえあればいいという人が多いです。結婚とマイホーム、子どもの教育に莫大なお金がかかり、経済も悪化している今、自分の生活を維持するだけ、失業しないようにするだけで精一杯、他には何も考えられない、という人も多いのではないでしょうか。
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コメンテータープロフィール
なかじま・けい ジャーナリスト。著書は最新刊から順に「日本のなかの中国」「中国人が日本を買う理由」「いま中国人は中国をこう見る」(日経プレミア)、「中国人のお金の使い道」(PHP新書)、「中国人は見ている。」「日本の『中国人』社会」「なぜ中国人は財布を持たないのか」「中国人の誤解 日本人の誤解」「中国人エリートは日本人をこう見る」(以上、日経プレミア)、「なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?」「中国人エリートは日本をめざす」(以上、中央公論新社)、「『爆買い』後、彼らはどこに向かうのか」「中国人富裕層はなぜ『日本の老舗』が好きなのか」(以上、プレジデント社)など多数。主に中国を取材。
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