【速報】北朝鮮がICBM発射と発表「核戦力強化路線を絶対に変えない」金正恩総書記が発射に立ち会い「戦略ミサイル能力の最新記録を更新」
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解説「射程 15,000km における任意の戦略的対象を正確に打撃する能力の確保」は、金正恩が2021年1月の第8回党大会で掲げた国防5カ年計画の優先事項に含まれています。これにロシアの協力がどの程度あるのか(ないのか)は定かではありませんが、これだけの射程を有するICBMであれば、ロシアの超大型ICBMサルマトのように、北極圏を通過して北米大陸に侵入する飛翔経路ではなく、南半球側をグルっと迂回して米南部から本土に弾頭を投射する部分軌道爆撃システム(FOBS)的な運用が視野に入ってくるかもしれません。この飛翔経路では、アラスカやカリフォルニアに配備された米本土防衛用の早期警戒レーダーや迎撃ミサイルを回避して、米本土を脅かすことができるようになります。
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岡崎研究所や官公庁で戦略情報分析・政策立案業務に従事したのち、2019年より現職。マクマスター元国家安全保障担当大統領補佐官らと共に、日米防衛協力に関する政策研究プロジェクトを担当。専門は、日米の安全保障政策、核・ミサイル防衛政策、抑止論など。 【近著】 -ブラッド・ロバーツ(監訳・解説)「正しい核戦略とは何か」(勁草書房、2022年) -峯村健司他(共著)「ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界」(幻冬舎新書、2022年) -森本敏、高橋杉雄他(共著)「新たなミサイル軍拡競争と日本の防衛」(並木書房、 2020年9月)
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