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森田浩之

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見解大谷翔平の妻・真美子さんの完璧な「デビュー」だった。大谷が2月29日に結婚を発表したとき、半月後のソウル行きに真美子さんを同伴し、そこでメディアに公開するという計算があったのだろう。 この背後には大谷の「メディア対策チーム」がいて、細かなシナリオを練っていたのではないかとさえ思える。何しろテーマは大谷翔平の結婚なのだ。そして大谷のチームは、小出しに公表するツーショット写真とソウル到着時の短い動画だけで、日本中に多くの真美子ファンをつくることに成功した。 大谷のチームは羽生結弦の「失敗」にも学んだだろうか。羽生は結婚発表のときにも「入籍する運びとなりました」の一言しかなく、相手を隠そうという強い意志が見えた。 大谷は結婚発表後のメディア対応で「(相手は)日本人です」「いや、普通の人ですよ」と、あっけらかんと語っていた。それは今回の「真美子デビュープロジェクト」の始まりにすぎなかった。

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コメンテータープロフィール

メディアやスポーツ、さらにはこの両者の関係を中心テーマとして執筆している。NHK記者、『Newsweek日本版』副編集長を経てフリーランスに。早稲田大学政治経済学部卒、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)メディア学修士。著書に『メディアスポーツ解体』『スポーツニュースは恐い』、訳書にサイモン・クーパーほか『「ジャパン」はなぜ負けるのか──経済学が解明するサッカーの不条理』、コリン・ジョイス『新「ニッポン社会」入門』などがある。

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