解説中国政府のグレートファイアウォールと呼ばれる海外からの、あるいは海外に向けてのインターネット利用を検閲および閲覧拒否するシステムを悪意を持って利用した事案です。グレートファイアウォールとは万里の長城（グレートウォール）とインターネットでの防護壁を表すファイアーウォールをかけた言葉です。中国政府にとって都合の悪い天安門事件を表す「六四天安門」という言葉が含まれるデータに関しては中国内外から閲覧が拒否されていることは周知の事実です。この言葉を、webを構築するソースコードのコメント欄に忍ばせることによって、webからは見れませんが、グレートファイアウォールでは検知され、それを含むweb全体が中国国内からは閲覧できません。中国からの留学生の増加を良しとしない日本国内、あるいはもっと狭く東大内の輩の不正アクセスによる仕業かもしれません。東大だけとは限らず日本国内の大学全体を調査する必要があります。
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コメンテータープロフィール
1989年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程通信工学専攻修了、工学博士。同年、京都工繊大助手、愛媛大助教授を経て、1995年徳島大工学部教授、2005年神戸大学大学院工学研究科教授（～2024年）。近畿大学情報学研究所サイバーセキュリティ部門部門長、客員教授。情報セキュリティ大学院大学客員教授。情報通信工学、特にサイバーセキュリティ、情報理論、暗号理論等の研究、教育に従事。内閣府等各種政府系委員会の座長、委員を歴任。2018年情報化促進貢献個人表彰経済産業大臣賞受賞。 2019年総務省情報通信功績賞受賞。2020年情報セキュリティ文化賞受賞。2024年総務大臣表彰。電子情報通信学会フェロー。
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