補足「とくダネ！」の印象が多くの視聴者にとって強い小倉智昭さんですが、小倉さんの大いなる飛躍となったのは、「世界まるごとHOWマッチ」のナレーションだと思います。 甲高くよく通るお声で、軽妙に流れを作っておられた小倉さん。大橋巨泉さんの司会に加え、ビートたけしさん、石坂浩二さんなど、錚々たる出演者の丁々発止のやり取りが番組の華でしたが、小倉さんのナレーションなくして番組の大成功はありませんでした。 巨泉さんの事務所に所属されていたこともあり、番組中、姿の見えない小倉さんに対して愛あるいじりを巨泉さんがされ、小倉さんの存在感が着々と高まっていきました。山城新伍さん司会の「アイ・アイゲーム」（フジテレビ）のナレーションも務められましたが、学生時代出演させて頂いたことが忘れられません。ご冥福をお祈り申し上げます。 ※記事中、「HOWマッチ」の制作局がTBSと紹介されていますが正しくはMBSです。
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コメンテータープロフィール
同志社女子大学メディア創造学科教授 コラムニスト 。早稲田大学政治経済学部卒 関西学院大学大学院文学研究科博士課程中退毎日放送(MBS)プロデューサーを経て現職 。専門は「メディアエンターテインメント論」。朝日放送(ABC)ラジオ番組審議会委員長 /スポーツチャンネルGAORA番組審議会副委員長 日本笑い学会理事/「影山貴彦のテレビ燦々」(毎日新聞)等コラム連載。著書に「テレビドラマでわかる平成社会風俗史」「テレビのゆくえ」「おっさん力」等
