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宮下公美子

宮下公美子

認証済み

介護福祉ライター/社会福祉士+公認心理師+臨床心理士

報告

補足51歳の若年性認知症のお母様と19歳の娘さん。 認知症がある当事者と青年ケアラーとも言える関係です。 一般に「高齢者の病気」と考えられている認知症は、若年性認知症の場合、ご本人にとってもご家族にとっても、予想外の未知の病気です。周囲に相談しにくい、情報が集まりにくいなどの問題と共に、経済的問題も起こりやすくなります。 若年性認知症に対する支援の手は増えつつありますが、それでも圧倒的に人数の多い高齢者の認知症に比べて、まだまだ少ないのが現実。ご家族だけで抱え込まないことが何より大事です。人付き合いが苦手だったお母様が、交友関係を拡げているのはとてもいいことです。 娘さんが将来を決めるときにも抱え込まずにすむよう、周囲に助けを求められる「受援力」を、今からお二人で育てていっていただきたいと思います。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 太田差惠子

    介護・暮らしジャーナリスト

    見解きっとお母様だけでなく、望美さんも泣きたくなることもあると思います。口調がとげとげしくなることがある…続きを読む

コメンテータープロフィール

宮下公美子

介護福祉ライター/社会福祉士+公認心理師+臨床心理士

高齢者介護を中心に、認知症ケア、介護現場でのハラスメント、地域づくり等について取材する介護福祉ライター。できるだけ現場に近づき、現場目線からの情報発信をすることがモットー。取材や講演、研修講師としての活動をしつつ、社会福祉士として認知症がある高齢者の成年後見人、公認心理師・臨床心理士として神経内科クリニックの心理士も務める。著書として、『介護職員を利用者・家族によるハラスメントから守る本』(日本法令)、『多職種連携から統合へ向かう地域包括ケア』(メディカ出版)、分担執筆として『医療・介護・福祉の地域ネットワークづくり事例集』(素朴社)など。

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