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宮本聖二

宮本聖二

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立教大学 特任教授 / 日本ファクトチェックセンター副編集長

報告

補足サイパン、テニアンを失った日本に対して、アメリカはその島々からB29 を発進させて日本中を焼け野原にしようとしていました。硫黄島は、その中間にあり日本を早く敗戦に追い込むために攻略しようとしたのです。 2万を超える陸海軍部隊が縦横無尽に掘られた坑道にこもって、米軍を迎えうち1ヶ月間の激戦になりました。日本軍はほぼ全滅しましたが、米軍も戦死傷者の数は日本軍の被害を超えるものでした。 ただ、戦争末期、陸士出身など職業軍人が全く足らず、専門学校や大学出身者が現場指揮官として動員されました。 軍事郵便で家族とやり取りされる手紙やハガキは、前線の将兵にとっての唯一の喜びでもありました。 子どもの成長や妻や恋人への想いと、死を前提にした戦いを目前にして、どのような思いで筆を取ったのでしょうか。 これら手紙はいかに戦争が人々を切り裂き、苦しめるのかの記録です。 未来に伝えるべき戦争の記憶です。

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コメンテータープロフィール

宮本聖二

立教大学 特任教授 / 日本ファクトチェックセンター副編集長

早稲田大学法学部卒業後NHK入社 沖縄放送局で沖縄戦や基地問題のドキュメンタリーなどを制作。アジアセンター、報道局チーフプロデューサーをへて、「戦争証言プロジェクト」・「東日本大震災証言プロジェクト」編集責任者として番組とデジタルアーカイブを連携させる取り組みで、第37回、39回の放送文化基金賞受賞。その後、Yahoo!ニュースプロデューサーとして全国の戦争体験を収集する「未来に残す戦争の記憶」の制作にあたる。2023年から日本ファクトチェックセンター副編集長として、ファクトチェックとリテラシー教育に取り組む。立教大学大学院 特任教授 デジタルアーカイブ学会理事 及び 地域アーカイブ部会会長

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