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南龍太

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提言以下はバブル景気当時の自動車業界に関する記事の引用です。 「いすゞ自動車の藤沢工場(神奈川県)にも……ブラジル人は百五十人。川崎と栃木の両工場を合わせると約四百人(中略)建設、電機業界などもこぞって日系人獲得に乗り出したため、こういった外国人ですら人手不足」(1991年1月5日付中日新聞)。 しかし、翌年にはバブル崩壊で外国人労働者が真っ先に解雇されるケースが相次ぎました。当時と、少子化に伴い生産年齢人口(15~64歳)が1995年をピークに先細りし続ける今とで、状況は相当異なるものの、教訓とすべき点は少なくないように思われます。 特に、従来日本人の多かった職場にとっては、異文化・異国の人々の急激な流入に即応できず、さまざまな不和や諍いが起こりました。 今後、イオンのように大量採用する事例が予想される中、外国人への手解きと同時に、日本人側の受け入れ姿勢も問われていきそうです。

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  • 小菅将樹

    元労働基準監督官/アヴァンテ社労士事務所 代表

    解説外国人労働者との協働は不可欠な状況ともいえる中、人手不足解決策としても期待されます。 一方で、賃金抑…続きを読む

コメンテータープロフィール

執筆テーマはAI・ICT、5G-6G(7G &-)、移民・外国人、エネルギー。 未来を探究する学問"未来学"(Futures Studies)の国際NGO世界未来学連盟(WFSF)日本支部創設、現在電気通信大学大学院情報理工学研究科で2050年以降の世界について研究。東京外国語大学ペルシア語学科卒、元共同通信記者。 主著『生成AIの常識』(ソシム)、今秋刊行予定『未来学入門(仮)』、『エネルギー業界大研究』、『電子部品業界大研究』、『AI・5G・IC業界大研究』(産学社)、訳書『Futures Thinking Playbook』。新潟出身。ryuta373rm[at]yahoo.co.jp

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