補足水難事故の特徴として、その川や湖について詳しくない人が溺れてしまうケースが比較的多いとされます。「今夏の静岡県内水難事故死11人 大半が外国人、県外観光客」という見出しの産経新聞の2013年の記事は一例です。他に、河川財団による14年の報告書によると、岐阜県美濃市・長良川では「「く」の字に大きく湾曲し…(中略)大きな渦に巻かれ,下に引っ張られて溺れているケースが多い」として、10年で外国人を含む4人が亡くなりました。 水難事故に加え、山岳遭難にも一層の警戒が必要です。6月13日の警察庁の発表によれば、昨年の山での遭難者は全国で3568人と調査開始後最も多く、そのうち外国人も過去最多の145人でした。 自然のレジャーが楽しめる地域では自治体や警察、有志が連携し、多言語による標識の設置や講習会を献身的に行ってくれています。そうした地道な対策が実り、一人でも多くの人命が救われることを祈ります。
コメンテータープロフィール
執筆テーマはAI・ICT、5G-6G(7G &-)、移民・外国人、エネルギー。 未来を探究する学問"未来学"(Futures Studies)の国際NGO世界未来学連盟(WFSF)日本支部創設、現在電気通信大学大学院情報理工学研究科で2050年以降の世界について研究。東京外国語大学ペルシア語学科卒、元共同通信記者。 主著『生成AIの常識』(ソシム)、今秋刊行予定『未来学入門(仮)』、『エネルギー業界大研究』、『電子部品業界大研究』、『AI・5G・IC業界大研究』(産学社)、訳書『Futures Thinking Playbook』。新潟出身。ryuta373rm[at]yahoo.co.jp
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