解説手紙の中で事件について「『真実』はありますが…」ともったいぶった言い回しをしているので、本心では有罪判決に納得していないのでしょう。懲役3年の実刑についても「約3年の休養期間」と述べているほどです。 なお、本人が手紙の中で「21日以降は被告から受刑者に変わるので面会ができなくなります」と書いているとおり、実刑の執行開始によって法的身分が被告人から受刑者に変わると、面会は親族や出所後の雇用主など特定の人に限られるので、ファンは面会できません。 ただし、手紙を送ることは可能であり、基本的に本人に届くようになっています。一方、本人から出す手紙は月5通までなどと決まっているので、返信は期待できないでしょう。 本人は「炎上なんて怖くもなんともないですよ」とも述べており、「認知の歪み」が見受けられるので、刑務所では再犯防止に向け、認知行動療法に基づいた特別な改善指導を受けるのではないでしょうか。
コメンテータープロフィール
1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。
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