解説少子化対策ではなく、子育て支援に大きく舵を切るべきだろう。 少子化対策として対症療法的に細かい施策を重ねているが、それが功を奏していないことが示された結果だ。 学生たちに聞くと、将来が心配で、怖くて、子どもを産みたいと思わないという声が多く聞かれる。 妊娠・出産にお金がかからず、子育てに不安がなく、子どもがいることが楽しいと思える世の中にしていく。そのためには親の自己責任ではなく、児童手当含め子育て支援に関しては所得制限などさまざまな制限を撤廃し、誰でもユニバーサルに恩恵を受けられるような制度改正が必要。 さらに子育て中の従業員に限らず、長時間労働をやめ、誰もが働きやすい職場作りを進めていくことも大切だ。そうすることによって、子育て中の従業員も働きやすくなる。 国や社会が子どもを育てるという意思表示があれば、産みたい人が産める社会になり、出生率もあがってくるのではないだろうか。
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コメンテータープロフィール
認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事。資格は保育士、幼稚園教諭2種、心理学検定1級ほか。リクルートで学校・企業情報誌の編集にたずさわり、妊娠・出産を機にフリーに。2005年に育児情報誌miku編集長に就任し14年間活躍。体罰禁止の法的明記に際して2019年に署名活動を実施。「体罰等によらない子育ての推進に関する検討会」(厚生労働省2019-2020)でガイドライン策定の委員を務めた。各種NPOの理事、足立区男女共同参画推進委員副委員長などを務める。子育て支援を中心とした編集・執筆ほか、全国で講演を行っている。著書は『感情的にならない子育て』(かんき出版)ほか。3児の母。
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