見解「島耕作」シリーズのような現実のリアリティに基づき、それを作品の魅力として売り出している作品においては、表現の自由には一定の制限があると考えます。 今回の件は謝罪と修正対応になったので、これで終わりだと思いますが、一部の読者の間でも、なぜそのような言説を採用してしまったかの問題は尾を引くとは思います。
コメンテータープロフィール
1984年生まれ。千葉県市川市出身。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。「聖地巡礼」と呼ばれる、アニメなどメディアコンテンツを用いた地域振興事例の研究に携わる。近年は「withnews」「AERA dot.」「週刊朝日」「ITmedia」「特選街Web」「乗りものニュース」「アニメ!アニメ!」などウェブ・雑誌で執筆。共著に「コンテンツツーリズム研究」(福村出版)など。コンテンツビジネスから地域振興、アニメ・ゲームなどのポップカルチャー、IT、鉄道など幅広いテーマを扱う。