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伊藤和子

伊藤和子

認証済み

弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ副理事長

報告

提言ICCの検察官がネタニアフ首相らの逮捕状を請求しましたが、実際、ガザでは戦争犯罪に匹敵するイスラエルの軍事行動が常態化しています。 今回の空爆で、避難生活を送っていた40人以上が殺され、70人以上が負傷したとされます。そもそも難民キャンプ内の国連運営の学校は軍事目標ではなく、民間施設攻撃は国際人道法に違反します。戦争犯罪の疑いの濃厚な攻撃に、米国製の精密誘導弾が使用された可能性が高いという事実を米国は重く受け止めるべきです。 米国は安保理でイスラエルを擁護する一方、イスラエルに停戦に向けた様々な働きかけをしていますが、イスラエルの動きをコントロールできていません。このまま漫然と米国の軍事支援や武器供与を続ければ、米国が戦争犯罪を意図的に支援する結果とになります。 米国に求められるのは、イスラエルへの武器禁輸や安保理でのさらに強力な決議への賛成など、宥和主義を乗り越える行動と決断です。

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コメンテータープロフィール

伊藤和子

弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ副理事長

1994年に弁護士登録。女性、子どもの権利、えん罪事件など、人権問題に関わって活動。米国留学後の2006年、国境を越えて世界の人権問題に取り組む日本発の国際人権NGO・ヒューマンライツ・ナウを立ち上げ、事務局長として国内外で現在進行形の人権侵害の解決を求めて活動中。同時に、弁護士として、女性をはじめ、権利の実現を求める市民の法的問題の解決のために日々活動している。ミモザの森法律事務所(東京)代表。

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