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伊藤和子

伊藤和子

認証済み

弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ副理事長

報告

提言攻撃があった場所は、避難民のテントが集まる場所であり、民間人の安全が確保されなければならないエリアでしたが、テントにいた人々は生きたまま焼かれ、その多くは子どもと女性だったと言われます。 ハマスは軍事目的を主張しますが、何らの警告もなく、保護されるべき人々を攻撃することは明らかに国際人道法に違反するものです。 この出来事は、ラファに安全な場所はどこにもないことを改めて示しました。 ICJは南アフリカが申立てたジェノサイド条約適用事件の仮保全命令として、ラファでの攻撃を全面的に中止するようイスラエルに命じたばかりです。 ICJの命令も完全に無視して軍事作戦を強行し、民間人虐殺をエスカレートさせるイスラエルを国際社会の英知を使って何としても止めなければ、ホロコーストの二の舞になるでしょう。日本政府はこの攻撃を強く非難し、ICJ命令に従ってラファから撤退することを強くイスラエルに迫るべきです。

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コメンテータープロフィール

伊藤和子

弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ副理事長

1994年に弁護士登録。女性、子どもの権利、えん罪事件など、人権問題に関わって活動。米国留学後の2006年、国境を越えて世界の人権問題に取り組む日本発の国際人権NGO・ヒューマンライツ・ナウを立ち上げ、事務局長として国内外で現在進行形の人権侵害の解決を求めて活動中。同時に、弁護士として、女性をはじめ、権利の実現を求める市民の法的問題の解決のために日々活動している。ミモザの森法律事務所(東京)代表。

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