Yahoo!ニュース

石渡嶺司

石渡嶺司認証済み

認証済み

大学ジャーナリスト

報告

見解共通テストは大学関係者が実質的な運営を担っています。そのため、前身の共通一次試験・センター試験時代から試験会場が遠い受験生が不利となる地域格差は指摘されていました。 記事中では愛媛県、佐賀県、熊本県の3県が試験会場は県庁所在地のみであることを指摘しています。 それ以外の県でも鹿児島県種子島、石川県能登地方などは試験会場が遠すぎるため、受験生は前泊が必要となっています。こうした試験会場格差は解消すべきです。 ただ、四国中央市・新居浜市が要望した先が愛媛大というのはやや不十分です。 試験会場を決めるのは大学入試センターであり、国・文部科学省です。 過去にも試験会場のなかった隠岐の島、長崎県五島列島などは総務省の行政評価事務所に申し出る、あるいは県議会議員が県議会で質問するなどして試験会場設置を勝ち取りました。 つまり、行政関係者や地方議員、国会議員などがどこまで運動できるかで変わってきます。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった110

コメンテータープロフィール

1975年札幌生まれ。北嶺高校、東洋大学社会学部卒業。編集プロダクションなどを経て2003年から現職。扱うテーマは大学を含む教育、ならびに就職・キャリアなど。 大学・就活などで何かあればメディア出演が急増しやすい。 就活・高校生進路などで大学・短大や高校での講演も多い。 ボランティアベースで就活生のエントリーシート添削も実施中。 主な著書に『改訂版 大学の学部図鑑』(ソフトバンククリエイティブ/累計7万部)など累計33冊・66万部。 2025年6月に『採用のバカヤロー!』を刊行予定。

石渡嶺司の最近のコメント