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石井万寿美

石井万寿美

認証済み

まねき猫ホスピタル院長 獣医師

報告

解説「始末するのは、ブリーダーの責任。だから殺した」という言葉を読んで衝撃を受け、こんなことを言う人が本当にブリーダーなのかと悲しくなりました。動物愛護法では、犬や猫などを飼えば終生飼養が基本となっています。 繁殖引退犬を「もう売れないし、フードを食べるので殺した」ということなのでしょうか。犬は生きているので当然フードも食べるし、排泄もします。それはブリーダーならわかっているはずです。犬が子犬を産んでくれたおかげでブリーダーが成り立っているのです。それなのに、年齢を重ねて繁殖できなくなると息を止めさせるのでしょうか。 このような考えを持つ人がブリーダーにならないように、第一種動物取扱業の規制をもっと厳しくし、教育を強化するべきです。また、犬や猫を殺すことは犯罪であるという認識を広め、彼らの命を大切にしてほしいと思います。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 出口保行

    犯罪心理学者/東京未来大学こども心理学部教授

    解説少年院では生命尊重教育を行っています。文字通り命の尊さを教える教育です。 その際、犬を飼育するという…続きを読む

コメンテータープロフィール

石井万寿美

まねき猫ホスピタル院長 獣医師

大阪市生まれ。まねき猫ホスピタル院長、獣医師・作家。酪農学園大学大学院獣医研究科修了。大阪府守口市で開業。専門は食事療法をしながらがんの治療。その一方、新聞、雑誌で作家として活動。「動物のお医者さんになりたい(コスモヒルズ)」シリーズ「ますみ先生のにゃるほどジャーナル 動物のお医者さんの365日(青土社)」など著書多数。シニア犬と暮らしていた。

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