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石戸諭

石戸諭

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記者 / ノンフィクションライター

報告

安倍元首相殺害事件の時、極めて安易なテロリスト肯定論が文化人の間でもはびこった。今の日本で暴力は連鎖しない、という声もあったが歴史から学べば、そんな安易なことは言えないはずだった。戦前の日本のテロリズムは、1921年の朝日平吾による大富豪・安田善次郎の暗殺から続いた。朝日は強い疎外感を抱いた若者だった。彼は不平等を呪い、幸福に生きたいと願った。そんな朝日に社会は同情し、原敬暗殺事件のような模倣犯が生まれ、テロが連続していったことをあらためて書き記しておきたい。

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コメンテータープロフィール

石戸諭

記者 / ノンフィクションライター

1984年、東京都生まれ。2006年に立命館大学法学部を卒業し、同年に毎日新聞社に入社。岡山支局、大阪社会部。デジタル報道センターを経て、2016年1月にBuzzFeed Japanに移籍。2018年4月に独立し、フリーランスの記者、ノンフィクションライターとして活躍している。2011年3月11日からの歴史を生きる「個人」を記した著書『リスクと生きる、死者と生きる』(亜紀書房)を出版する。デビュー作でありながら読売新聞「2017年の3冊」に選出されるなど各メディアで高い評価を得る。

石戸諭の最近のコメント

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    見解記事の通りだとすると、読売新聞の行為は悪質な捏造です。支局から送った記事に対して、本社やデスクの意向…続きを読む

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