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飯塚真紀子

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在米ジャーナリスト

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補足一期目にもトランプ氏はグリーンランド購入に意欲を示していましたが、そのことは当時、国土安全保障省の首席補佐官だったマイルズ・テイラー氏が2020年にMSNBCに対してした話にも表れています。同氏は、購入に関心を示したトランプ氏がプエルトリコを売却できるか知りたい、グリーンランドとプエルトリコを交換できないかときいてきたと明かしています。またその理由として、プエルトリコは汚く人々が貧しいからと言及していたと。大型ハリケーンに襲われた同地に米政府が2018年8月に支援に行く前にトランプ氏がした発言だけに、テイラー氏は問題視していました。 米政府のグリーランドに対する関心は1867年に遡ります。当時の国務省が購入を検討し、1946年にはトルーマン大統領(当時)が1億ドルでの購入を提案しましたが、大国間の緊張が高まっている今、トランプ氏は戦略上重要な位置にあるグリーンランドを重視しているようです。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 渡辺亮司

    米州住友商事ワシントン事務所 調査部長

    見解1期目にトランプ前大統領がグリーンランド購入に関心を示した際と今回で異なるのが、米国の購入理由。前回…続きを読む

  • 前嶋和弘

    上智大学総合グローバル学部教授

    補足一見、荒唐無稽。グリーンランドの自治政府もさっそく反発。その意味で実現性は現時点で高くないとみられる…続きを読む

コメンテータープロフィール

大分県生まれ。早稲田大学卒業。出版社にて編集記者を務めた後、渡米。ロサンゼルスを拠点に、政治、経済、社会、トレンドなどをテーマに、様々なメディアに寄稿している。ノーム・チョムスキー、ロバート・シラー、ジェームズ・ワトソン、ジャレド・ダイアモンド、エズラ・ヴォーゲル、ジム・ロジャーズなど多数の知識人にインタビュー。著書に『9・11の標的をつくった男 天才と差別ー建築家ミノル・ヤマサキの生涯』(講談社刊)、『そしてぼくは銃口を向けた」』、『銃弾の向こう側』、『ある日本人ゲイの告白』(草思社刊)、訳書に『封印された「放射能」の恐怖 フクシマ事故で何人がガンになるのか』(講談社 )がある。

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