補足ハリウッド映画絡みで言うと、ブライアン・デ・パルマ監督のホラー映画の傑作「キャリー」が撮影された、映画やテレビシリーズの人気の撮影場所となっているハイスクールもパシフィック・パリセーズの山火事によるダメージを受けました。 また、ビリー・クリスタル夫妻が1979年から住んでいたパシフィック・パリセーズの家も失われました。クリスタル夫妻は子供たちや孫たちを育てた愛に満ちた家の思い出に触れつつ「心が張り裂けそうですが、子供たちや友人たちの愛があれば、私たちは乗り越えられるでしょう」と述べています。レジリエンス(精神的回復力)を感じさせるポジティブな言葉が、山火事で心を痛めている人々の支えになったらなと思います。 以前、パシフィック・パリセーズの北のマリブで大きな山火事が起きた時、“Malibu Strong”という言葉がコミュニティーの人々を励ましましたが、今は“LA Strong"の時です。
コメンテータープロフィール
大分県生まれ。早稲田大学卒業。出版社にて編集記者を務めた後、渡米。ロサンゼルスを拠点に、政治、経済、社会、トレンドなどをテーマに、様々なメディアに寄稿している。ノーム・チョムスキー、ロバート・シラー、ジェームズ・ワトソン、ジャレド・ダイアモンド、エズラ・ヴォーゲル、ジム・ロジャーズなど多数の知識人にインタビュー。著書に『9・11の標的をつくった男 天才と差別ー建築家ミノル・ヤマサキの生涯』(講談社刊)、『そしてぼくは銃口を向けた」』、『銃弾の向こう側』、『ある日本人ゲイの告白』(草思社刊)、訳書に『封印された「放射能」の恐怖 フクシマ事故で何人がガンになるのか』(講談社 )がある。
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