「13万食（1億1600万円分）を無駄に」という数字はTBS「報道特集」で関係者が内部告発し20会場分がバレたから致し方なく認めたもので、実際の会場数は2倍以上（42会場）あったのでは？選手村のビュフェのロスを削減するため2019年以前から税金を使ってラグビーW杯等で実証実験していましたが、選手村の食品ロスは明らかにされていません。 「パンをフードバンクに提供」とのことですが、「夏だから弁当は食品衛生を考えて活用できない」と言うくらいなら最初から数を調整すればよかった話。JOCは弁当の数を調整しなかったし捨てる前提だったことは明らかです。 海外メディア向けに準備していた加工食品のロスは企業経由で小売店に運ばれ値引販売していたことを取材で確認しました。組織委員会は当初、弁当の無駄を「廃棄してない、リサイクルした」と釈明していましたが、リサイクルの前に数を調整しロスを出さないのが先決です。
コメンテータープロフィール
奈良女子大学食物学科卒、博士（栄養学/女子栄養大学大学院）、修士（農学/東京大学大学院農学生命科学研究科）。ライオン、青年海外協力隊を経て日本ケロッグ広報室長等歴任。3.11食料支援で廃棄に衝撃を受け、誕生日を冠した（株）office3.11設立。食品ロス削減推進法成立に協力した。著書に『食料危機』『あるものでまかなう生活』『賞味期限のウソ』『捨てないパン屋の挑戦』他。食品ロスを全国的に注目させたとして食生活ジャーナリスト大賞食文化部門/Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018/食品ロス削減推進大賞消費者庁長官賞受賞。https://iderumi.theletter.jp/about
