解説昨今この手のトラックドライバーによる飲酒運転が度々起きます。 言わずもがな飲酒運転は、言語道断です。 それを前提に、今回のような事例はドライバーだけの責任にしてはならず、社会構造を変える必要があると感じます。 まず、トラックドライバーには終業から翌日の始業まで最低9時間の完全自由な時間(休息期間)が与えられます。 その完全自由な時間は、毎日帰宅できる一般労働者には当然のことですが、その日のうちに家に帰れない長距離トラックドライバーは、完全自由な時間は車内で過ごすことに。 ゆえに車内飲酒を禁止することは原則できません。 さらに、車体の大きさゆえに駐車場が少なく、コンビニなどの駐車場で休息を取ることも。そこで飲酒したところ立ち退きを要求され、結果的に飲酒運転をするケースが頻発するのです。 ドライバーに必要なのは飲酒以外の楽しみの探求と、安心して停められる休憩所の設置だと改めて思います。
コメンテータープロフィール
フリーライター。大阪府生まれ。元工場経営者、トラックドライバー、日本語教師。ブルーカラーの労働環境、災害対策、文化差異、ジェンダー、差別などに関する社会問題を中心に執筆・講演などを行っている。著書に『トラックドライバーにも言わせて』(新潮新書)。メディア研究
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