見解現状のタワーマンションは、個配に対するサービスの変容に対応できていないといっていいでしょう。 「タワーマンションへの宅配問題」は、個配の需要が高まったコロナ禍あたりから特に深刻化しています。宅配だけでなく、ウーバーイーツなど食品を運ぶ新しいサービスが誕生し、ただでさえ足りないエレベーターでの棟内移動にも苦労するという話をよく聞きます。 記事の通り戸数が多く、さらにそのマンションごとに独特なルールがあることも。セキュリティが厳しければ厳しいほどそのルールも厳重、かつ複雑になりがちです。 全国のタワマンでのルールの統一化はもちろん、コンシェルジュのいるマンションでは一括玄関渡しにするなどすれば、配達員の負担は大きく削減できるのではないでしょうか。
コメンテータープロフィール
フリーライター。大阪府生まれ。元工場経営者、トラックドライバー、日本語教師。ブルーカラーの労働環境、災害対策、文化差異、ジェンダー、差別などに関する社会問題を中心に執筆・講演などを行っている。著書に『トラックドライバーにも言わせて』(新潮新書)。メディア研究
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