【速報】「106万円の壁」撤廃案を厚労省が正式提示…現在1:1の社会保険の負担割合を事業者負担大きく変える案も
FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
補足審議会は具体的には厚労省の「第20回社会保障審議会年金部会」。「106万円の壁」撤廃については以前から同審議会や「働き方の多様化を踏まえた被用者保険の適用の在り方に関する懇談会」などで重ねて、他の壁や社会保険の適用範囲とともに討議検討されていたものです。一部で意見がありますが、昨日今日に突然降ってわいたものではありません。 元々「106万円の壁」は「月額8.8万円より低い賃金で被用者保険を適用した場合、国民年金第1号被保険者(20歳以上60歳未満の自営業者、農業者、学生、無職の人など)より低い負担で、基礎年金だけでなく報酬比例部分の年金も給付されるため、バランスをとるために設定されていたもの。そして公開資料によれば、最低賃金の引上げに伴い労働時間要件を満たせば賃金要件も自動的に満たすようになってきており、必ずしも「壁」を設ける必要性がなくなってきたとの認識から、撤廃の話が出たと読めます。
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ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。