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有吉立

有吉立認証済み

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アース製薬(株)研究部で害虫飼育を担当

報告

補足ツヤアオカメムシは、温暖な地方に生息している南方系のカメムシでしたが、近年の温暖化の影響で分布地域が北へ広がっていると報告されています。また、ツヤアオカメムシは紫外線への依存性が高いため、照明器具を蛍光灯などから紫外線量が少ないLEDに替えることで、寄って来なくなる可能性が高いと思われます。 カメムシは成虫で越冬します。今後、家の中などに入ってくることがあるので、カメムシを忌避できるスプレー剤を越冬前のこの時期に網戸や窓枠、壁やサッシの隙間、玄関灯などにスプレーしておくと効果があります。 家の中に入ってきた場合、ガムテープを使うことも有効です。臭腺はお腹側にあるので、背中側からガムテープをそっと付着させ、くっついたらガムテープでサンドして包み、そのまま廃棄できます。勢いよくするとニオイを出すので、くれぐれも慎重に行ってください。

コメンテータープロフィール

有吉立

アース製薬(株)研究部で害虫飼育を担当

兵庫県出身。都内の美術学校卒業後、 家具店店員、陶芸教室講師など虫とは全く関係のない職業に就いていたが、1998年に地元・赤穂のアース製薬に入社以来、害虫の飼育を担当している。しかし、現在も虫は好きではない。著書に「きらいになれない害虫図鑑」(幻冬舎)※記事は個人としての発信です。

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