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荒川和久

荒川和久

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独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター

報告

解説以前、高校生の「デート経験なし4割」がテレビなどで話題になった時も書いたが、それは40年前も今も変わっていない。何も令和の若者が特に恋愛離れしているわけではない。 また、恋愛としての交際経験がない割合についても、私はずっと「未恋率」として統計をとっているが、大体男性は3割で推移している。大きな傾向としては「恋愛強者3割の法則」でいっているように、恋愛強者:中間層:恋愛弱者の割合は3:4:3で変わらない。 今回、交際経験なしが4割を超えた要因としてはふたつある。ひとつはコロナ禍における恋愛ロックダウンの影響で新しい恋愛のきっかけが喪失したこと。もうひとつは、上位3割の恋愛強者が結婚せず独身で無双多恋しているがゆえに、その割を食って残りの層の恋愛チャンスが巡ってこないという点である。 未婚化の影響は、実は恋愛弱者層に厳しいものになっている。

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コメンテータープロフィール

荒川和久

独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター

広告会社において、数多くの企業のマーケティング戦略立案やクリエイティブ実務を担当した後、「ソロ経済・文化研究所」を立ち上げ独立。ソロ社会論および非婚化する独身生活者研究の第一人者としてメディアに多数出演。著書に『「居場所がない」人たち』『知らないとヤバい ソロ社会マーケティングの本質』『結婚滅亡』『ソロエコノミーの襲来』『超ソロ社会』『結婚しない男たち』『「一人で生きる」が当たり前になる社会』などがある。

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