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あんどうりす

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アウトドア防災ガイド  リスク対策.com名誉顧問 

報告

補足和室については、能登半島地震で震度5弱地域でも、すのこ状で和の趣のある彩光天井が落下していました。和室特有の対策が必要な場合でした。また、東京消防庁は、熊本地震で、マンション住民アンケート調査から、突っ張り棒単体では長周期地震動の長い揺れで外れたケースもあったため、他の方法と併用を勧めています。さらに、マンションは10階以上でL字金具も外れるため、上ではなく横に留めることを提案する論文や実験もあります。つまり、和室だけでなく住まいによって、対策は異なるという「落とし穴」もあることを補足します。加えて、先の東京消防庁マンション調査及び一戸建調査では「カラーボックス」の転倒もあった事が報告されています。熊本地震は、戸建て住宅に影響がある地震であったという原因も考えられ、地震ごとに「落とし穴」が出てきます。家具等の地震対策は、いわば「落とし穴」だらけなので、家具を減らすなど多重な対策が必要です。

コメンテータープロフィール

あんどうりす

アウトドア防災ガイド  リスク対策.com名誉顧問 

FM西東京防災番組パーソナリティ 兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科 博士課程 女性防災ネットワーク東京呼びかけ人 阪神淡路大震災の経験とアウトドアスキルをいかした日常にも役立つ防災テクを、2003年から発信。子育てバックは、そのまま防災バックに使えるなど赤ちゃん防災の先駆けとなるアイデアを提唱。技だけなく仕組みと知恵が得られると好評で、口コミで講演が全国に広がる。企業広報誌、子育て雑誌などで防災記事を連載中。ゆるくて楽しい防災が好み。

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