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安藤眞

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自動車ジャーナリスト(元開発者)

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補足大型トラックはハンドル操作で事故を回避できる距離がブレーキで事故を回避できる距離より短いため、ハンドル操作で回避できる余裕があるのに自動ブレーキを作動させてしまうと、場合によっては「不必要なブレーキ(誤作動)」と感じられることもあります。それによって荷痛みが生じる可能性もありますので、非常ブレーキを作動させるタイミングは、乗用車より難しいという側面があります。一方で大型トラックは、職業ドライバーが運転するのが前提ですから、警報が出た段階で回避操作をしてくれるという期待があるのかも知れません。こうした技術面だけでなく、トラックドライバーの労働環境改善など、多面的に取り組まないと、なかなか事故は減らせそうにありません。

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  • 高根英幸

    自動車ジャーナリスト

    見解そもそも高速道路での重大な交通事故を減らすために乗用車より早く大型トラックに衝突被害軽減ブレーキが義…続きを読む

コメンテータープロフィール

安藤眞

自動車ジャーナリスト(元開発者)

国内自動車メーカー設計部門に約5年間勤務した後、地域タブロイド新聞でジャーナリスト活動を開始。同時に自動車雑誌にも寄稿を始め、難しい技術を分かりやすく解説した記事が好評となる。環境技術には1990年代から取り組み、ディーゼルNOx法改正を審議した第151通常国会では参考人として意見陳述を行ったほか、ドイツ車メーカーの環境報告書日本語版の翻訳査読なども担当。道路行政に関しても、国会に質問主意書を提出するなど、積極的に関わっている。自動車技術会会員。

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