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秋山文野

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サイエンスライター/翻訳者(宇宙開発)

報告

解説長く待ち望まれていたボーイング開発の有人宇宙船「スターライナー(CST-100)」がついに有人飛行試験を開始しました。打上げと軌道投入に成功し、この後は国際宇宙ステーションへのドッキングと離脱、帰還が待っています。全行程の試験を終えると、ISSへ宇宙飛行士や物資を届ける実運用の段階に入ります。その運用第1号には日本人宇宙飛行士が搭乗する可能性があり、実現すればスペースXの運用第1号に搭乗した野口聡一さんと同様に、新型宇宙船に初期から日本もコミットすることになるでしょう。また、スターライナーはエンジンを噴射してISSの軌道を修正する機能を持っています。現在はロシアの宇宙船が中心となっている軌道修正が複数の宇宙船で行えるようになれば、ISSの維持にもプラスになります。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 岡島礼奈

    株式会社ALE 代表取締役

    解説打ち上げ成功、おめでとうございます。 次はISSドッキングですね。 このカプセル、10回ほど再利用…続きを読む

コメンテータープロフィール

秋山文野

サイエンスライター/翻訳者(宇宙開発)

1990年代からパソコン雑誌の編集・ライターを経てサイエンスライターへ。ロケット/人工衛星プロジェクトから宇宙探査、宇宙政策、宇宙ビジネス、NewSpace事情、宇宙開発史まで。著書に電子書籍『「はやぶさ」7年60億kmのミッション完全解説』、訳書に『ロケットガールの誕生 コンピューターになった女性たち』ほか。2023年4月より文部科学省 宇宙開発利用部会臨時委員。

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