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週後半にかけて今季最強「寒波」の襲来 家庭で備えるべきことは? #専門家のまとめ

矢野きくの家事アドバイザー/節約アドバイザー/防災士/食育指導士
画像は2021年 新潟県の豪雪(写真:アフロ)

青森県では平年の3倍の降雪量となっているこの冬。7日夜から入り込む寒気によって週後半から全国的に今季最強の寒波が襲来する予報が出ています。成人の日もある三連休には、関東の平野部でも雪の可能性があるという予報です。

豪雪地帯はもちろんのこと雪に慣れていない地域でも、今季最強の寒波に備える必要があります。家庭ではどのような備えをしておくべきなのか、ご紹介します。

ココがポイント

積雪の可能性がある場合、融雪剤の散布や除雪用具の確認をしましょう。直前に準備しようとすると、手に入らないこともあります。
出典:tenki.jp

気温が氷点下4度以下になると都市部でも水道管や給湯器内の水が凍結する恐れ(中略)水道管凍結に備え少しずつ水を出しておく。
出典:Panasonic

大雪などによって交通網がマヒすると、物流への影響も見込まれます。事前に食料品を少し多めに買っておきましょう。
出典:tenki.jp 2024/12/27(金)

大雪のために何十キロもの大渋滞となり、数日、車が動かなくなったという事態も(中略)車にも食料や防寒具の備えが必要です。
出典:矢野きくの 2025/1/7(火)

エキスパートの補足・見解

降雪量に関してはある程度は事前の予報で分かるので、準備がしやすいものと言ってもいいでしょう。

スコップなどの除雪グッズや、大雪の中、外出しないでも済むように数日分の水や食料の備えも必要です。

また豪雪による停電にも備えが必要です。防寒対策としては石油ストーブを利用している家庭では予め灯油の準備を。それ以外の場合は湯たんぽや使い捨てカイロなどを用意しておくといいでしょう。

情報収集のために欠かせないスマートフォンを充電するためのモバイルバッテリーやポータブル電源。照明となる懐中電灯などの電池の確認も必要です。

車で外出しなければならない場合、豪雪による大渋滞に巻き込まれる可能性も考えて、車の中にも水や食料、防寒具などを備えておくことも習慣づけておきたいですね。

先にも述べましたが雪の予報はある程度事前に分かるので、直前になると店では売り切れて入手できないという事態にもなりかねません。ある程度余裕を持って、備えるようにしましょう。

家事アドバイザー/節約アドバイザー/防災士/食育指導士

家事の効率化、家庭でできるSDGsを中心に、テレビ、講演、コラム連載などで活動。働く人向けの時短家事術、シニア層への家事改革などをアドバイス。「防災士」の資格を持ち家庭での備え、「食育指導士」の資格も持ち、食品ロス削減をテーマにした講演も定評がある。100円ショップや業務用スーパーでのお得な買い物術の紹介や、便利グッズの開発にも携わる。【テレビ出演】NHKごごナマ(準レギュラー)・日本テレビミヤネ屋・TBSテレビはなまるマーケット・フジテレビ笑っていいとも他。【連載実績】HONDA・東芝・イオン等企業のオウンドメディアや、日経新聞・時事通信 他。【著書】シンプルライフの節約リスト(講談社)他。

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