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本日、フェイスブックの既存ユーザーはアクセスするだけで新・利用規約に同意

神田敏晶ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

【追記】2015/02/07 訂正があります!

フェイスブックにアクセスするだけで利用規約に同意とタイトルを明記しましたが、フェイスブックの既存ユーザーは、本日(2015年1月30日)より新・利用規約に同意と変えさせていただきました。

フェイスブックの広報さんよりご指摘をいただきました。

【1】確かにフェイスブックのユーザーでない人まで、フェイスブックに、アクセスするだけで利用規約に同意はできない。失礼しました。

【2】そして、「すでにフェイスブックを利用するためには、(旧)利用規約に同意をいただいている。つまりこれは規約の更新である。そして、その件もすでに電子メールでユーザーにお知らせしており突然ではない」とのこと。これに関しては「新・規約」ということで訂正させていただいた。また、フェイスブック既存ユーザーには、電子メールのみでなく、フェイスブックのタイムラインやメッセンジャーでも伝えるべきと提案。そして「同意したとものとみなします」の文言はユーザーに対する言葉づかいではないと進言。「今後の参考にさせていただきます」との回答をいただいた。

【3】何よりも最大の成果は、フェイスブックの疑問点には、フェイスブック広報さんが以後、直接、ご対応いただけることになった。今後はフェイスブック側のコメントも添えられるようになったのでニュースにご期待願いたい。フェイスブックの広報様、ありがとうございます。

KNNポール神田です!

2015年1月30日(金曜日) 本日より、フェイスブックにアクセスするだけで、利用規約、データポリシー、Cookieポリシーに同意したことになります!

何度か、このヤフーニュースでもお知らせしていたが、なぜか突然の延期で1月30日以降の実施となった。

フェイスブック、来年からの利用規約に要注意!

http://bylines.news.yahoo.co.jp/kandatoshiaki/20141208-00041318/

本日から新・利用規約に同意したことになる!

本日、普通にフェイスブックにアクセスしても、何も通常と変わらない画面のままである。しかし、この状態で【同意】したとみなされるには、なにか気持ち悪さを感じざるをえない。

何らかのアラートを出してもよさそうなものだと思う。

実際のところ、この利用規約の変更によって何が変わってくるのかはわからない。

いままでのままでは不都合であったことは事実だ。

具体的に、どのように変わってくるかまでは残念だが想像できない。

重要なのは、本日から日本においてフェイスブックの利用規約、データポリシー、Cookieポリシーが変わったことだけは覚えておいて損はないと思う。

米国でデータ処理されていることが大前提

もちろん、フェイスブック上のサービスを利用していることそのものが、アメリカの法律上のデータ処理を受けることになるのも理解しておく必要がある。

これは国家の重要機密でさえも、フェイスブック上では、たとえメッセージであれ傍受されていると考えるべきだろう。

首相の発言などもフェイスブックページでは問題はないが、メッセージやグループでの会話は、便利さと引き換えに留意しておいたほうが良いだろう。泣いても笑っても、我々は本日、フェイスブックにアクセスしてしまって、自動的に同意してしまったのだから仕方がない。

フェイスブック広告に自分の名前を表示させない設定

◯◯さんがいいね!していますの広告表示は非表示にできる
◯◯さんがいいね!していますの広告表示は非表示にできる

少なくとも、広告に自分のいいね!などが利用されたくなければ、

Facebook広告  

Facebookのソーシャルプラグインを通じて、外部サイト(広告を含む)にソーシャルコンテキストが表示されることがあります。ソーシャルプラグインにより、外部サイトでもソーシャルな環境が実現されます

出典:フェイスブック広告

https://www.facebook.com/settings?tab=ads

【facebook広告】にアクセスし、【外部サイト】【広告と友達】の【編集】から【非表示】を選択しておけば、企業サイトでいいね!を押しても、自分の名前が利用されることはなくなる。

また、気に入らない広告なども右上の【x】ボタンで、個別に削除(非表示)できるようになっているので、改善されていることもたくさんある。あとは、フェイスブックが悪用しないことを心から祈るばかりだ。

ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

1961年神戸市生まれ。ワインのマーケティング業を経て、コンピュータ雑誌の出版とDTP普及に携わる。1995年よりビデオストリーミングによる個人放送「KandaNewsNetwork」を運営開始。世界全体を取材対象に駆け回る。ITに関わるSNS、経済、ファイナンスなども取材対象。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部、サイバー大学で非常勤講師を歴任。著書に『Web2.0でビジネスが変わる』『YouTube革命』『Twiter革命』『Web3.0型社会』等。2020年よりクアラルンプールから沖縄県やんばるへ移住。メディア出演、コンサル、取材、執筆、書評の依頼 などは0980-59-5058まで

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