秋植え球根の植え付け そろそろラストスパート まとめて植えると豪華に見えます
よく受ける質問、『毎年咲きますか?』。植えるお花を購入しようとする時に、確かめておきたいこと1位のようで、かなり頻繁に聞かれます。宿根草はもちろん、暑さ、寒さに弱くてもケアしてあげれば大丈夫な多年草など、管理の仕方をアドバイスすることで育ててみようと思っていただけるのはとても嬉しいことです。毎年咲いてくれるお花はお庭の資産となり、楽しみが増えますね。
今年購入した秋植え球根
11月も終わりに近づくと、園芸店では秋植え球根のセールが始まります。今年は運よく、欲しかったミニスイセンのゴールデンベルを購入できました。ムスカリも色が違うタイプを安く買うことができました。この記事を見て、お店に行ってみようと思われた方、セールで安くなっているのはいいのですが、カビが発生していないか、スカスカの球根が混ざっていないかなど、注意して選んでくださいね。
スイセン、ムスカリ、どちらも植えっぱなしでいい球根なのですが、小さな球根は地上部が枯れてしまうと見失いがちです。早春に思わず芽を出してくれて、気分が上がることも多いですが、園芸作業中に掘ってみたら球根に傷をつけてしまったということもあります。植えていたことを忘れてしまうことも多いので、今回は鉢植えにしました。
商品の札には植え付けの間隔が書かれていますが、小さな球根なので寄せて植えました。
秋植えの球根はいつまでに植えたらいいか
秋に植える球根は、冬の寒さを土の中で経験し、発芽、開花します。その後、高温期になると地上部が枯れて休眠状態になります。秋植え球根を植える時期は10月から11月とされていますが、多くの秋植え球根は寒くなった12月に植えても大丈夫です。( ※ 暖地の場合です。積雪する地域は雪が積もるまでに植えるのがいいと言われています)
ムスカリの球根は植えっぱなしでいいか
ムスカリの球根は植えっぱなしにしておいても、夏の高温でダメになることはほぼありません。ただし、秋になって気温が下がり始めると芽を出してしまうので、画像の右側のように葉が成長し、長く伸びてしまいます。左側の図は、夏に掘り上げてネットに入れておいた球根が11月初旬に小さな緑の芽を出していたので、慌てて植えたものです。植えて2週間くらいで、この様に成長しています。
ムスカリはクロッカスやチューリップと比べ花が咲いている期間が長く、このようにまとめて植えておくと、ビオラなどに匹敵する鉢になります。
球根の寄せ植えも可愛いですが、ひとつの品種を一鉢に植えておくのも、とても可愛いです。花後はなるべく早く花がら摘みをして、翌年のための球根肥大に全力を注いでいきましょう。地上部が枯れた時に、鉢ごと日陰や軒下に移動させておくか、掘り上げてネットに入れて保管します。球根も毎年増やしていけるお庭の資産です、ぜひ育ててみてください。