クリスマスローズ開花シーズン間近!お花をしっかり咲かせるためにできること
秋に、『クリスマスローズの開花に向けて作業スタート』の記事を書き、その後2カ月経ちました。すっかり冬になり、クリスマスも近くなってきました。クリスマスローズという名で親しまれている植物ですが、クリスマスに咲くわけでもなく、およその開花時期は1月から2月頃、正式にはヘレボルスという植物です。
クリスマスローズ 12月にやっておきたい作業
秋頃と比べ、葉が茂り株元が見えなくなってきています。今年も花が咲くかな? 一度、株元を確認してみてください。12月はじめに確認したところ、蕾を見つけて慌てて作業を始めました。
今回の作業は無茎種と呼ばれる、土から直接葉が出ている感じの品種で行います。有茎種や無茎種との中間種では行いません。上の画像で、横に倒れてきている古い葉を取り除いていきます。
ハサミを使って切る時は、土に近いところで切らずに、茎を5センチほど残して切ります。茎が残りますが、そのうち枯れてきてスポッと抜くことができます。ハサミを使わなくても画像の矢印の部分で葉を取ることができます。複数の鉢植えを処理するときは、使用したハサミによるウィルスの感染を気にせずに済みますので、手で葉を取り除くのも楽でおすすめです。
古い葉を取り除いたところ。これで株元の花芽にしっかり太陽の光が届くようになります。葉を取り除いた茎が気になるかもしれませんが、年末の忙しい時期、時間はあっという間に過ぎていくのではないかと思います。
この花芽を目にすると古い葉を取る作業をしてよかったと思えますが、すべての株に花芽があるわけではありません。まだまだこれからの株もあります。
よく茂った下の画像の鉢。
古い葉を取り除いてすっきりしました。風通しもよくなり、カビの予防にもなります。こちらはすでに蕾がありました。
今後の管理について
寒くなってきたので、お水は暖かい時間帯にあげる方がいいです。今後は朝の冷え込みが激しい日や、霜が降りる朝もあると思います。そういう日は冷え込みが緩和してからあげましょう。耐寒性はありますが、凍りそうな日は軒下などに避難しておくことをおすすめします。肥料は月に2回ほど、液体肥料を与える程度です。
最初の画像と比べると、かなりスッキリしました。
園芸店でも小さいポット苗が売られていました。小さい苗は今年から育てて、来年以降の花を楽しみに育てるものがほとんどです。開花株は1月から2月にたくさん店頭に並びます。
今年の春にお店に残って安くなっていたクリスマスローズを1鉢購入し、秋に植え替えしたので花は期待していませんでした。が、葉の付け根をよく見ると、ひとつ咲いてくれるかも、と期待しています。寒い時期に咲いてくれるクリスマスローズ、意外に手がかかりません。好きな花を選んで、今年も増やしてみませんか。