オール自家製のこだわりと、ノーマルから激辛まで対応できる幅広いメニュー。博多豚骨の魅力を感じる一杯。
西鉄香椎駅から徒歩3分
香椎を走る国道3号線から路地をひとつ入ったところ、西鉄香椎駅からは徒歩3分程度の場所にあるのは「麺 にし村」。JR香椎駅にも近いこの場所は、福岡市東区の繁華街でもあり、〆の一杯はもちろん、ランチタイムもいただけるお店。現在、再開発が進み綺麗な街並みとなった香椎エリアですが、この「麺 にし村」は、区画整理前の香椎駅の高架下で古くから営業していた老舗。その区画整理時に箱崎へ一度移転しましたが、2020年に香椎の現在の場所へ戻ってきました。なにしろ筆者は、高架下の時から通い続けているのであります。
お店には製麺機もあり、麺もチャーシューも豚骨スープも全て自家製というこだわり。長い歴史を持つお店の味はこうして守られています。このオリジナルの豚骨らーめんのベースは変わらないのですが、アレンジの効いたメニューがたくさん。シンプルなノーマルらーめんはもちろん、激辛なら〈地獄らーめん〉、そして〈カレーらーめん〉や〈ふわとろたまごらーめん〉など、オリジナリティあふれるらーめんが揃います。
地獄らーめん
激辛好きにはおススメの地獄らーめん。その名の通り、激辛を超えた辛さのらーめん。最近、激辛ラーメンというメニューは見かけれど、ここまでぶっ飛んだのはほとんどない。真っ赤なスープが刺激的。昔は土鍋に盛り付けられていたのですが、久しぶりにいただくと通常の丼でした。が、辛さの刺激は変わらない。
ベースの豚骨はさっぱりしていて、少しカエシの塩味も効いています。濃度は控えめながらコク深く、後味もスッキリといただけます。博多の王道豚骨で、昔ながらの博多豚骨の魅力を感じれるスープです。
そこに唐辛子をベースとしたような激辛の特製味付けをしています。舌がヒリヒリとして、汗が流れでるかなりの刺激の強さ。ただ、それが激辛マニアにはたまらない。元の豚骨スープが美味しいので、辛いながらも旨い。それがクセになるのが〈地獄らーめん〉です。
そして自家製の麺です。中細サイズくらいのストレート麵。低加水で歯切れ良くもコシがあり、博多王道ながらスープと麺の相性は最高。
このチャーシューが絶品なんです。脂感は控えめで程よい食感、しっかりとタレが染みた絶妙な仕上がりです。
おつまみ焼き豚
らーめんでも美味いチャーシューをおつまみでいただけるのがこれ。酒のアテにまず頼みたい。厚切りに切られたチャーシューは、肉感の良さ、味わいの良さは抜群。「にし村」の自家製の魅力がここにもあります。
オイルサーディン
これは缶詰めを温めたオイルサーディン。シンプルなメニューですが、これも酒のアテに丁度いいメニュー。
麺からチャーシューにスープまで、全てお店で作る自家製のらーめん。シンプルで飽きがこない博多豚骨の魅力を味わえるお店です。激辛に限らず、気分にあわせて幅広いメニューを楽しんだり、おつまみで軽く一杯も楽しめます。昔から立ち寄る美味しいお店は、個人的に大好きなお店です。
麺 にし村
住所:福岡県福岡市東区香椎駅前2丁目15−50 橋口ビル
営業時間:11時00分~14時00分
18時00分~0時00分
定休日:不定休
アクセス:西鉄香椎駅より徒歩3分
駐車場:近隣有料