【アイスホッケー】バス衝突事故で16人が亡くなったジュニアチームへ、80か国から16億円を超す支援金
寒さが厳しいカナダにも、春の訪れが感じられるようになってきた4月6日(現地時間)。
カナダ中部のサスカチュワン州を拠点として、地元のジュニアリーグ(SJHL=サスカチュワン ジュニアホッケーリーグ)に加盟している ハンボルト ブロンコスの選手たちを乗せたバスが、トレーラーとの衝突事故に遭う悲劇が発生。
NHLをはじめとする各国のアイスホッケー界からはもちろん、カナダのジャスティン・トルドー首相や、アメリカのドナルド・トランプ大統領からも、犠牲者を悼むメッセージが届きました。
この事故によって、選手とチームを率いていたコーチに加え、事故の5日後には、唯一の女性スタッフだったアスレティックトレーナーも帰らぬ人となり、合わせて16人が亡くなりました。
▼新生・ハンボルトが来季も参戦へ!
突然の悲劇に見舞われたハンボルトは、事故後の全ての試合のキャンセルを強いられる事態に・・・。
しかし、今秋から始まる(予定)来季のリーグに参戦するとの意向を、昨日正式に発表。
それに伴い来季のシーズンチケットの販売も始める予定です。
また、チームを統括するケビン・ギャリンガー代表は、新チームの構築に際し、舵取り役を担うGMとヘッドコーチの公募を開始。
併せて今月25日から3日間にわたって、80人ほどの選手を集めトライアウトを行うことも明らかにしました。
▼80か国14万人から支援金16億円
アメリカのスポーツ専門テレビ局によると、カナダのみならず、80か国以上の14万人を超す人たちから、クラウド ファウンディングのサイトを通じてハンボルトへ贈った支援金は、わずか2週間足らずで「1500万USドル(およそ16億4000万円)」
この金額は、同サイトのクラウド ファウンディングでは、史上2番目に多い金額となったことが示すように、 ”新生・ハンボルト” の船出を、世界中のスポーツファンが心待ちにしています。