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【姫路市】7月29日オープン!煎りたて挽きたて。駅からお城までの間にあるコーヒーラバーのための焙煎所

千姫文筆家・ライター講座講師・モデル(姫路市)

姫路駅から徒歩8分ほど。7月29日、城巽通り商店街に「Petite Coffee Roastery 小さな珈琲焙煎所」がオープンしました。2カ月間のプレオープンを経て、焙煎機が稼働したタイミングで本格始動。プレオープン2日目にお店を発見していた千姫、ようやく取材へ。

スペシャルティコーヒーを半熱風式焙煎機で

4.5坪の店舗で、コーヒー豆やドリップバッグの販売、テイクアウトコーヒーの提供をしています。「コーヒーのテイクアウトやっています」ののぼりを目印に。

こぢんまりしているものの、色調が統一され商品がきっちりと並べられているので、実際の面積よりは広く感じます。

あまり見る機会がなかった生豆もディスプレイしてありました。白っぽいのね。

生豆
生豆

焙煎士の冨田晋助さんは会社員時代、夏はアイス、冬はホットの缶コーヒーを毎日飲むのが至福のひとときでした。体調を崩したのを機に「自分で責任を持ち、好きなことをしよう」と大阪のカフェ経営スクールに半年通い、開店準備をしてきたと言います。

扱うのは、京都のコーヒー豆卸会社から仕入れたスペシャルティコーヒー。ガスが熱源の半熱風式1kg焙煎機を使用しています。

トロピカルでフルーティーなブラジルコーヒー 

焙煎の度合いは浅煎り、中浅煎り、中煎り、中深煎り、深煎りの5段階。とはいっても「飲みやすいので」との理由で、店舗に並べられているのは中煎りや中深煎りの豆やドリップバッグです。冨田さんは「中煎りだと味が飛んでしまう銘柄もありますから、その場合は浅煎りに」と臨機応変に対応しています。

コーヒー豆(100g・870円~)やドリップバッグ(190円~)
コーヒー豆(100g・870円~)やドリップバッグ(190円~)

ドリップバッグはたっぷりと12g入り。それに、粉がお湯につかない設計になっているんです。雑味が出にくいから、家庭でもプロに近い味が楽しめますね。千姫はお世話になっているコーヒーラバーへプレゼントしたくなりました。

テイクアウトメニュー。ホットはブラジルやグアテマラやドミニカ、アイスはブレンドなど。コーヒーが苦手な人や子ども向けに、青森県産リンゴを使ったアップルジュースも。

冨田さんが缶から豆を取り出した瞬間にふわ~んと鮮度の良い香りが。挽くとますます香りがアップします。ハンドドリップで淹れてもらう間も、穏やかでゆったりしている冨田さんとの会話を楽しみながらリラックス。ペーパーフィルターを湯通しする「リンス」という工程も知りました。

「ブラジル」(330円)
「ブラジル」(330円)

中煎りの「ブラジル」は苦みがありながらもトロピカルでフルーティー。想像しているのとは異なる味わいかもしれません。
甘みがある「グアテマラ」。「ドミニカ」の中煎りはアーモンドの香りが漂い、深煎りはワインのよう。

オープン間もない今は試飲も用意されていますよ。店舗内のベンチに座って、どうぞ。

好みの銘柄と焙煎度合いを電話で予約しておくことも可能(200g単位)。

「プレオープンの時期から通い続けてくださる人もいて、味を認めていただけているのがうれしい」と冨田さん。

コーヒー好きにはたまらないスポットが誕生しました。

Petite Coffee Roastery 小さな珈琲焙煎所
住所:兵庫県姫路市呉服町77
電話番号:070-9094-9562
営業時間:9:30~19:00
定休日:水曜、第2・第4木曜
ネットショップはこちら

文筆家・ライター講座講師・モデル(姫路市)

大好きな姫路のまちを、さらに元気に―。その一心で執筆をしています。千姫自身の率直な感想と取材で得たこぼれ話などを通して「ここに行きたい!」と心が動く場所を紹介していきます。元新聞記者、モデルとしてはファッションショー・ヘアショーに出演。 Yahoo!ニュースエキスパート2023年10月、11月、2024年3月 地域クリエイターMVA受賞

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