【発達障害】『お助けグッズ』の活用で授業が一気に楽しくなった話【保育士ママが漫画でわかりやすく紹介】
こんにちは。発達と育児のお悩みサポーター『夢カナエ』です。
わたしは保育士・幼稚園教諭と介護福祉士の資格を持つ、神経発達症(発達障害)の子の親でもあります。
今日は、発達障害の子にありがちな『手先の不器用さ』から苦労することが多い、『リコーダーの演奏』に役立つツールの体験談をご紹介します。
このツールに限らず、不器用さんをサポートするお助けグッズは、世の中に結構存在します。
それらをうまく道具を活用することで、思いがけず悩みが解決して、学校や社会生活が一気に楽しくなることもあるんです。
そんな一例を知っていただければ幸いです。
↓YouTubeでも解説動画を見られます。
とにかく手先が不器用で、細かな作業が大の苦手の彼。
小学校では、リコーダーの授業が3年生から始まりました。
指をしっかり穴に当ててふさがないと、キレイに音が鳴らないリコーダー。
彼はすごく悩んでいました。
「どうして変な音が鳴るんだ!!!!」
ほかの子のように上手に音を出せないことで自信を失い、とうとう、リコーダーの授業をボイコット。
楽器に触れることすら拒否するようになってしまいました。
「なんとかしなければ」と焦った母が見つけたお助けグッズ。
仕組みは簡単で。リコーダーの穴の周りに貼るシールなのですが、これには絶大な効果がありました。
素材はシリコンで、抑えたときに指をサポートしてずれにくくなり、上手に穴を塞ぐのを手伝ってくれます。
「せっかくお母さんが買ってくれたから、やってみるか・・・」
嫌々ながらも練習開始。
しかし意外と使いやすかったらしく、あんなに嫌がっていたリコーダーを、いつの間にか自分から練習するようになりました。
こんな便利グッズのおかげで3年生での挫折を乗り越えて、6年生の音楽会では自信を持ってリコーダーを演奏する姿が見られました。
このような不器用さんをお助けするグッズは、探してみると、世の中に意外と多く存在することに気づきます。
親としては、
「まわりは誰も使っていないから」
と最初は使わせることをためらっていました。
でも実際に使ってみると、その効果は絶大でした。
今は本人の自信につながるなら、お助けグッズをどんどん活用していきたいと思っていますよ。