みかんをスーパーで買うときのたった1つのコツとは?【野菜のプロ】農業女子歴15年が伝授!
いよいよ、旬のみかんのシーズンがやってきました。肌寒くなってきたころから、緑色が少し入っている青みかんからスタートし、完熟のオレンジ色のみかんが売場に並ぶ光景はうれしくなります。私は、毎食後のデザートとしてみかんを楽しんでいます。ただ、せっかく購入してきても、食べてみたら残念な味だった。と、がっかりすることもしばしばあります。せっかくなら甘くて、おいしいみかんを選びたいですよね。選ぶ基準はいくつかありますが、まず覚えてほしいたった1つだけのコツがあります。
サイズは大きいものは選ばない
個体差はあるものの、一番は大きいサイズは選ばないということです。大きいサイズのみかんは比較的、水分をたっぷりすって水太りしているような感じでおおあじになっています。簡単にわかりやすくいうと、トマトと同じ感覚で、みかんも水が大好きなのであればあるだけ水分をすってしまい、水で味が薄くなってしまうという状態です。そのため、管理されているみかん農家は、なるべく水を吸わないように、山の斜面に防水シートを張るくらい徹底管理されているところもあります。
小さいサイズの方がギュッと味がしまっています!
大きいサイズと小さいサイズのものがあれば、小さいサイズのみかんを購入してみてください。私がおすすめのサイズは、Sサイズです。個体差や品種によっても、若干違いはありますが、まずは小さめのみかんを選ぶ!ということを覚えておくと購入するとき失敗が少ないです。
今はスーパーなどの店頭では、糖度表示がされていることが多いので、そんなときは12度以上あるものを選んでみてください。みかんは産地によってはしっかり光センサーによって糖度チェックされた管理のもと出荷されているものが多いのです。平均糖度は10~12度とされていますので、その数字を参考にしてみてください。ただし、みかんは酸味もあります。糖度が高くても酸味が高いと甘さがしっかり感じられなくて、甘くないと感じる場合もあります。糖度と酸味のバランスによって食味が違う感覚にとらえられてしまうこともありますので、糖度だけを過信せずに酸味も楽しんでください。
※この記事には個人の見解を含みます。
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