【佐賀市】「SouMaの世界展」は8/4まで。一枚紙が魅せる空間が県立美術館に。近くではハスの花も♪
7月に突入しましたが、変わらず雨、暑さが続く日々。そんなときは室内で楽しめるスポットが気になりますよね!中でも現在、佐賀県立美術館では立体切り絵の展示「SouMaの世界展」が開催中です。
ある日、目にした写真がとても綺麗で…芸術にはあまり詳しくはないのですが、もっと他の作品も見てみたい!と思い立ち、行ってきました。
期間は7月4日から8月4日まで。美術館の開館時間・休館日に伴い、9時半から18時(最終入場17:30)まで、月曜日はお休みです(祝日の際は翌火曜日)。一般チケットは1,000円で、高校生以下は入場無料です。
写真・動画の撮影・投稿もOK。一部、撮影不可のコーナーもあるので、注意書きをよく読みながらお進みください。
入ってすぐのブース。手前のカゴにキューブの形をしたシールが入っていて、入場者が1人1枚、この壁に貼っていきます。みんなで作り上げていく、壁画。
額縁の中に、ペンや筆で書いた絵のような作品も多く並んでます。
本物を間近で見るのが1番伝わると思いますが…いくつか、気になったものをご紹介したいと思います。
この奥行を強調したいので、少しアップで。四角がさまざまに連なる様子が、密になった建物にも見えます。さらに、陰影のある和紙が少し謎めいた雰囲気をつくります。
こちらは「七福神」。景色や物をかたどる作品が多い中、人物(神様ですが)をメインとしているものは珍しい。絵だと色味やタッチの強弱などで1つ1つの個性を出す中、切り絵でこんなに表情を生み出せるとは。紙だけを使っているからこその柔らかい仕上がりは、幻感も演出しています。
展示室は広々としていて、壁に沿って作品が並んでいます。同じもの・かたちをテーマとしながら、中から浮かび上がる絵、色合いで違う表情に。中にどんな絵が浮かぶのか、ぜひ本物をご覧ください♪
こちらはまた違ったテイスト。というのも、小学生の頃の作品なんだとか。すごいクオリティ…!当時は段ボールや溶かした蝋を削ったり、ナイフを使った物づくりに取り組んでいたそうです。本物のペンで描いたような滑らかさ。
少し遠めのアングルですが、「ティアラ~大地」。BMWとのコラボ作品で、2020年に、和紙を使って作られたものです。まさに本物のような精密さと立体感。
こちらは少しポップな印象。この「いろどり」シリーズはコロナ真っただ中の製作だったそうで、日々の生活の“当たり前”にフォーカスしたもの。果物や動物、そして佐賀といえば!な気球まで。
ぜひ、美術館で素敵な作品に会いに行ってみてください♪
最後、出口前にはショップブースがあります。切り絵キットや文具、作品集などのほか、お手頃価格でポストカードやステッカーなども。ちなみにこのスマホステッカーは、ここ、佐賀の展示場で初登場という新商品!「来場の記念に何か欲しいな…」と思った方にもおすすめです♪
美術館裏では…
入館前、美術館裏(佐賀城南濠)のハスの花を見に行きました。ハスの花は朝の7時~9時あたりが見頃。訪れたのは9時半だったので、閉じた花もちらほら…それでもいくつか、満開の姿を見ることができました。
約20年前に消滅したハスの花。その後、発足した実行委員会が再生に励み、15年前に植えたハスが現在もここで根を張っています。筆者が訪れた日は天気が良く、風に大きく揺られながらも力強く伸びる姿を見ることができました。包み込まれそうな、青々とした大きな葉も特徴的です。
今回の展示はもちろん、朝、近隣を訪れた際はぜひ立ち寄ってみてください♪
【イベント情報】
イベント名:「SouMaの世界展」
場所:佐賀県立美術館 3・4号展示室
佐賀市城内1-15-23
開催期間:7月4日(木)~8月4日(日)
開館時間:9:30~18:00 (最終入場 17:30)
休館日:月曜日
入場料金:大人→1,000円 高校生以下→無料
ペアチケット→1,800円
電話番号:0952‐24‐3947(美術館)