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【横須賀市】ペットの病気が分かったら?動物の幸せと健康を願う☆横須賀三浦どうぶつ医療センター開院

うみのとなり地域情報発信ライター(横須賀市)

横須賀の素敵なスポットをご紹介!うみちゃんです。

先日、Kawabata横須賀三浦どうぶつ医療センターの開院と内覧会についてお知らせしました。

横須賀三浦どうぶつ医療センターをじっくり取材してきましたのでご紹介します。

Kawabata 横須賀三浦どうぶつ医療センター

横浜横須賀有料道路 佐原インターから約3分のところに川畑動物病院 岩戸本院があります。

川畑動物病院は約40年以上の歴史がある地域密着型の動物病院。

現在の病院の向かいに2023年11月1日、Kawabata横須賀三浦どうぶつ医療センターを新設。MRI等の最新設備を導入し、高度な動物医療を提供します。岩戸本院はKawabataウェルネスセンターと名称を変更、ケア専門の施設になります。

   川畑健氏
   川畑健氏

代表取締役であり獣医師の川畑健氏に開院の経緯と思いについて伺いました。「自分が飼っている犬が先天的な心臓の病気が発覚した時、より愛おしく感じました」と話します。

動物の病気のことをより深く理解でき、発見できるように設備投資をしたとのこと。

「当然、治らない病気もあり、金銭的にも治療につながらない場合もありますが、病気が分かることによりできることや注意することも分かります。何より一緒に過ごす時間の考え方が変わると考えています。その時間の中に、人が生活する上で動物の価値も含まれている気がします」

横須賀市で育ち、地元への恩返しと動物の共存・共生のため、日々、何ができるか思案していたとのこと。市外まで行かなくても横須賀・三浦地区で完結できる高度な医療体制を実現しました。

高度な技術と充実した設備

2階が受付です。木目調の天井と優しいライト、ホワイトを貴重にした院内は明るい光が差し込み清潔感があります。リラックスして受診できるような心遣いにあふれています。

犬と猫の診察室と待合スペースは離れた場所に配置。こちらは猫用です。

奥に犬用の診察室と待合スペースがあります。

犬同士が距離を保つことができるように大型犬用の待合テラスがあります。爽やかな風が抜ける心地よい空間です。

最新設備を完備

横須賀・三浦地区初となるMRI等の設備のほか、CT装置は短時間、無麻酔で検査可能な機器を取り入れたとのこと。動物の心身に負担をかけない設備を揃えています。

MRI装置は脳や脊髄疾患などを調べる際にを使用します。犬や猫がけいれん発作、四肢の麻痺、よだれを垂らすなどの場合には検査が必要。症状が出た時には、病気が進行していることが多いため、日々の小さな変化に気付くことが大切だと言います。

超音波画像診断装置(エコー)です。

レントゲンは全体像を把握することができますが、動きまでは確認することができません。エコーは腹部、胸部の臓器を細かく見ることができるため全体像が掴めます。心臓や胎児など実際に動いているものを確認。また血流の流れや早さを視覚的に確認できるため、臓器の状態や異変を素早く見つけることができます。

手術用顕微鏡です。手術をする部位を明るく照らし、最大40倍まで視野を拡大することができます。

このようにレンズを覗きながら、処置をしていきます。肉眼では見ることのできない部分まで観察できるため、より安全で精密な手術が可能となります。

検査結果は各専門家に送り、精度の高い結果が分かるようになったとのこと。ある病気のためにCT検査をしたところ、別の部分の異常が判明したこともあるそうです。

センターでは大容量対応の冷却遠心機があり、輸血療法も実施しています。輸血ができる病院が少ないため、輸血のためだけに通院する動物もいるとのこと。

犬用の入院などの犬舎も充実。

こちらは猫用に使用します。

ウェルネスセンターでは、トリミング・シャンプー、ペットホテル、パピー教室TNR活動(※)を行っています。

※地域猫活動・TNR活動
Trap(猫を捕まえる)、Neuter(不妊手術を行う)、Return(猫を元の場所に返す)こと
野良猫の繁殖を防止し、命を全うさせ、野良猫に関する苦情や殺処分の減少が目的

人と動物との共存・共生のために

家族や病院スタッフへの感謝に加え、今までの歴史が重要だと考えています。今まで通っていた患者家族様、今まで働き卒業した方々、また両親が作ってきた歴史に感謝です。川畑動物病院に関わって下さった皆様が全てを作ってくれたと考えています。一生懸命で熱心な患者家族様も多く有難いです」と川畑氏は話します。

(左) 川畑充獣医師 (中央左) 川畑健氏 (中央右) 川畑事務局長 (右) 内覧に訪れた江本孟紀氏
(左) 川畑充獣医師 (中央左) 川畑健氏 (中央右) 川畑事務局長 (右) 内覧に訪れた江本孟紀氏

Kawabata 横須賀三浦どうぶつ医療センター、ウェルネスセンターには専門の獣医師、スタッフが揃っています。

「動物ケアスタッフ」として勤務していたスタッフは愛玩動物看護師の国家試験に全員が合格しました。動物医療に携わる人材を積極的に受け入れるなど育成や教育にも熱心に取り組んでいます。

動物とその家族が健やかで安心した毎日を過ごせるように、安心して信頼して通院していただけるように、知識と経験豊富なスタッフによるチーム体制で質の高い動物医療を提供していくと共に動物と人の共存・共生の社会実現に貢献しています。

川畑氏の動物医療への妥協しない姿勢と動物やその家族に寄り添う優しい眼差しが印象的でした。

取材をさせていただき、動物を取り巻く環境や医療、設備が昔よりも変化し、格段に進歩していることを実感。愛情を持って世話をすることはもちろん、正しい知識を持ち、状況に応じて適切なケアや治療を行うことが大切ですね。

Kawabata 横須賀三浦どうぶつ医療センター
横須賀市岩戸1-10-5
電話 046-834-2757
Kawabataウェルネスセンター(旧川畑動物病院)
横領賀市岩戸1-11-15
電話 046-876-5572
川畑動物病院【大津分院】
横須賀市大津町1-19-1
電話046-830-3116
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※Available in English

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地域情報発信ライター(横須賀市)

広報・営業・マーケティング歴約20年、ライター歴5年 「横須賀っていいな」「横須賀って楽しいな」「行きたいな、住みたいな」と思ってもらえる情報を発信しています。地元の人々の温かさと魅力を伝えたい! グルメやマリノス、ベイスターズが大好き。 取材希望の方はSNSからお気軽にDMくださいね。

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