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【徹底比較】吉野家「冷凍牛丼」vs「店舗牛皿」を食べ比べてみた結果

相場一花グルメライター

気になる商品を比較しています。

スーパーやネットでは有名チェーン店の味を手軽に楽しめる冷凍食品を数多く発売しています。店舗へ行かずとも有名店の味が堪能できるのは嬉しいですよね。

けれど、市販の冷凍食品って再現度はどうなのでしょうか?そんな疑問を持ちつつ……

楽天ショップで★4.58を獲得している吉野家の冷凍牛丼と実際の店舗で発売している牛皿を食べ比べてみました。

吉野家:冷凍牛丼vs店舗牛皿の条件比較

吉野家の冷凍牛丼は、公式によると20袋8284円(税込)で発売しています。1袋400円以上のためそこまで安くはありません。ちなみに、配送料が別途990円(冷凍送料)かかるので、送料と合わせると店舗よりもお高い……。

ただ、薄目のパッケージに入っているので保存食としては便利なのが利点です。

調理は湯せんおよび電子レンジが可能。

1袋(120g)あたり263kcal。食塩相当量は1.9g。

販売者は吉野家ですが、製造所はハニューフードプロダクト株式会社でした。

今回、吉野家店舗では牛丼ではなく牛皿を買ってみました。※冷凍牛丼が実際は牛皿ですから合わせた形です。牛皿は2023年10月では並盛389円(税込)なので冷凍牛皿より安い!

店舗ホームページによると、牛皿1皿あたり257kcal。食塩相当量は2.0gとなっています。若干、冷凍牛丼と数値は異なりますが、誤差という感じですかね。

吉野家:冷凍牛丼vs店舗牛皿の見た目と重量比較

左:冷凍牛丼 右:吉野家店舗の牛皿
左:冷凍牛丼 右:吉野家店舗の牛皿

冷凍牛丼と店舗牛皿を並べてみました。塩分はほとんど変わらないのに、店舗重皿の方が色が濃いですね。

冷凍牛丼の見た目は色が若干薄めで汁が多め。特に玉ねぎの色と形が全然違いますね。店舗牛皿に比べて、玉ねぎが大きめにカットされているのは、たまたまでしょうか…

冷凍牛丼の肉は、店舗と比べて色が薄いだけでなく、触った感触も固いですね。

玉ねぎの色は薄茶色で汁が多少しみ込んでいる程度といった具合でしょうか。

つづいて、吉野家店舗の牛皿。冷凍牛丼と比較すると、全体的に色合いが茶色。

肉も非常に柔らかく、箸でつまんだだけで崩れてしまいそうです。冷凍牛丼より脂身が多いような気がします。

そして吉野家店舗牛皿の玉ねぎ。冷凍牛丼の肉とは全然色が違いますね。煮込み具合の差でしょうか?色だけでなく箸で持った感触も柔らかく、冷凍牛丼とはまったくの別物。

冷凍牛丼の重さは127g。ほぼ規定通りです。

吉野家店舗牛皿の重さは120g。冷凍牛丼は店舗牛皿並とほとんど同じ重さということになります。

吉野家:冷凍牛丼vs店舗牛皿の味を比較

左:冷凍牛丼 右:吉野家店舗の牛皿
左:冷凍牛丼 右:吉野家店舗の牛皿

冷凍牛丼と吉野家店舗牛皿、ごはんの上に載せて丼にしてみました。左が冷凍牛丼ですが、店舗と比較すると色が白っぽいですね。

冷凍牛丼:玉ねぎの辛さや苦みを香りが真っ先に鼻をつきます。肉は固めで吉野家というよりか、松屋の肉に近いように感じ。玉ねぎもシャキシャキとまではいきませんが、食べ応えが十分な味になっています。つゆの味は店舗と同じ系統だが味が薄く水っぽい印象。

吉野家店舗の牛皿:これぞ吉野家の牛丼という味。柔らかく煮込まれた肉は下の上でほぐれるような食感を醸し出し、ほどよい脂身は肉のうまみをさらに引き立ています。玉ねぎも溶けてしまうのではないかと錯覚してしまうほど柔らかく、肉との相性は抜群。冷凍牛丼とつゆの系統は同じものの、煮込み具合や旨味の凝縮具合が店舗の方が圧倒的に上でした。

吉野家:冷凍牛丼vs店舗牛皿は似て非なるもの

今回、冷凍牛丼と吉野家店舗牛皿を一緒に食べ比べてみると、同じどころかまったくの別物すぎてびっくりしました。ただし、味の系統は同じ。

冷凍牛丼は店舗牛丼のお試しバージョン(廉価版)っぽい感じですね。もしかしたら、冷凍するにあたり味の限界があるのかもしれません。

ごちそうさまでした。

グルメライター

グルメライター。飲食チェーン店お持ち帰りメニュー年間100食以上食べ比べしている。話題のグルメからマニアックなグルメまで幅広く発信。地域スーパーやコンビニ、話題のショップなど雑多。複数メディアでグルメレポ発信中。

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