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【京都市西京区】しっとりフィナンシェ生地の真ん中にチョコガナッシュ フランス菓子ティグレが人気急上昇

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 阪急上桂駅から線路沿いに国道9号線に向かって歩いていくと、閑静な住宅街にいたります。その中に、地元で長く続く人気の洋菓子店があると聞きつけ、2024年4月17日に訪問してみました。

 「パティスリー小鳥家」の店内に入ると、店名の如く小鳥が住んでいそうな風情ある木のアンティーク家具が並んでいて、たくさんの焼き菓子が置かれていました。同店を15年前に開業したオーナーシェフの中島香さんがお気に入りの逸品を集めたといいます。

 その中に可愛らしいミニドーナツのような生地の中にチョコチップのような物を挟んである焼き菓子を発見。思わず「これなんですか?」と尋ねていました。フランス菓子で「ティグレ」といい、フランス語で「トラ」を意味するのだそう。生地の中に入っているチョコチップがトラのしま模様に見えることからその名が付いたといいます。

 しっとりとやわらかいフィナンシェ生地にフランス産のチョコチップを混ぜ込み焼き上げ、真ん中にはトロっと柔らかいベルギー産のミルクチョコガナッシュが入っています。「これは絶対美味しいやつや」と思ったら、予想以上でした。ココアや抹茶の生地もあります。

 この店の一番人気が旬の瑞々しいフルーツをふんだんに使った「フルーツタルト」です。アーモンドクリーム入りのタルト生地は、フレッシュバター100%使用しサックリ焼き上げられています。卵黄をたっぷり使ったカスタードクリームはコクがあり、フルーツと絡まって濃厚な味が引き立ちます。季節によって違う味が楽しめるのも嬉しいですね!

 生地は固く泡立てた卵白に、砂糖とアーモンドパウダーを練りこみ焼き上げたマカロンには、チョコレートやバターをベースに様々なフレーバーで味付けしたクリームがサンドされています。中島シェフによると「はじめに高温でサッと焼き、あとから低温でじっくり焼き上げる事によって外はサックリ、中はしっとり焼きあがる」のだとか。口どけが良いクリームを使っているため、常温ではなく冷蔵で提供されています。

 他にも薄いパイ生地でさっぱりとしたホイップクリームを挟んだショートケーキや季節限定の外皮がもっちもちのさくらなども美味しかったです。

 ほんとに静かな住宅街のなかに隠れ家的にあるので、静かに訪ねてみてください!

「パティスリー小鳥家」(外部リンク)京都市西京区上桂三ノ宮町56-2 075-204-5395

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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