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【京都市】中京区『矢田地蔵尊(矢田寺)』でお盆の精霊(ご先祖様)の「送り鐘」♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

お盆の最終日である8月16日は、寺町通りにある『矢田地蔵尊』まで、ご先祖様のご精霊さまをお見送りに行きます。

8月16日「矢田地蔵尊(矢田寺)」におまいりして、その足で五山の送り火を見るのが、京都のお盆の最後の行事です。

『送り鐘』は、お盆前に先祖を呼ぶ『六道珍皇寺』の『迎え鐘』に対し、8/16にこの鐘をついてご先祖様を冥土へお送りする『送る鐘』として知られています。

(2021年)
(2021年)

『送り鐘(梵鐘)』は、南北朝時代の1359年に鋳造され、本堂に吊るされています。

【矢田寺送り鐘2022 日程時間(要確認)】

2022年(令和4年)8月16日(火曜日)8:00~20:00まで行われます。

矢田地蔵尊(矢田地蔵)」には、不思議な逸話が残ると知られています。「代受苦地蔵」と呼ばれる本尊の『地蔵菩薩立像』がいらっしゃいます。

矢田地蔵尊は寺伝によると平安時代初期に天武天皇・持統天皇の勅願所だった奈良大和郡山・矢田寺の別院として、五条坊門に創建されされたと言われています。1579年(天正7年)関白・豊臣秀吉の命により、現在の場所に移されました。矢田寺の本尊・地蔵菩薩は満米上人(まんまいしょうにん)が冥土へ行って出会った生身の地蔵尊を彫らせたものと言われ、人々の苦しみを代わて下さる代受苦地蔵(だいじゅくじぞう)と言われている。

『京都五山送り火』の大文字送り火は2021年もは縮小され、点が六つに点火でしたが、今年は平年通りの送り火となります!

『矢田地蔵尊』で「送り鐘」をご精霊をお送りして、五山の送り火を見ながら手を合わせたく思います♪

【矢田寺送り鐘】
場所:京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町523
電話:075-241-3608

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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