歴史ロマン 史跡公園「じょうべのま遺跡」で平安時代にふれる【富山県入善町】
今回は、入善町田中の海外沿いにある、「じょうべのま遺跡」を紹介します。
じょうべのま遺跡
「じょうべのま遺跡」は、1970年の圃場整備前の発掘調査によって発見された遺跡で、平安時代から鎌倉時代を中心とした“荘園の管理所”だと考えられているそうです。
さて、”荘園”とはなにか、教科書で習った記憶を辿って思い出しましょう~。
発掘調査で出土した、木簡や墨書土器など、貴重な資料写真がパネル展示されていました。
「じょうべのま遺跡」の発掘に携わった方にお話しを伺いました。残念ながら、「じょうべのま遺跡」は、建物が復元されていません。建物の復元がされなかったことが心残りだと、当時の話を交えてお話してくださいました。
建物の復元はされていませんが、「復元予想図」が展示してあります。想像力を発揮して、建物を思い描いてみてください。
荘所(荘園の事務所)
荘所(荘園の事務所)があったとされる場所です。5回は建て直されたことが分かっているといいます。長い期間栄えていたということが分かりますね!
水路跡
橋のある場所に、大きな水路があったそうです。ここから、お米を運ぶために、日本海へ向け出港していたそうです!ロマンを感じるのは私だけではないはずです。
史跡公園
入善浄化センター風力発電設備の近くにある「じょうべのま遺跡」からは、北アルプス、富山湾、風車が望め、常に爽やかに吹く風が気持ち良かったです。
公園内は、歩きやすい遊歩道が整備されていて、散歩に最適です。また、ベンチがいくつも設置されているので、休憩したり、景色を眺めたりしながら、ゆったりと過ごせます。
最後に
「じょうべのま遺跡」に思いをはせ、リーダーシップを発揮した指導者がいたことを想像したり、水路から海へ出る船を想像したり。色々想像しながら歩いていると、意外にゆっくりしてしまいました。
みなさんも、平安時代の貴族になったつもりで、「じょうべのま遺跡」を歩いてみませんか。笑
じょうべのま遺跡
住所:富山県下新川郡入善町田中790
料金:無料