紫外線対策、ゴールデンウィーク中の正しいケア方法とは?
【ゴールデンウィークの紫外線は要注意!正しい日焼け止めの選び方】
ゴールデンウィークは、家族で過ごす方も多いのではないでしょうか。お子様と一緒にお出かけする機会が増えるこの時期、気を付けたいのが紫外線対策です。紫外線は夏だけでなく、1年を通して降り注いでいます。春のこの時期から、しっかりとケアしていく必要があります。
紫外線対策の基本は、"正しい日焼け止めの選び方"です。SPF30以上の「ブロードスペクトラム」と表示された日焼け止めを選びましょう。これは、肌老化の原因となるUVAと、日焼けの原因となるUVBの両方をカバーします。さらに、お子様の場合は肌への優しさを重視し、オキシベンゾンなどの化学成分を含まない「フィジカル(ミネラル)」タイプがおすすめです。
また、2時間おきの塗り直しを忘れずに。汗をかいたり、タオルで拭いたりした後は、こまめな塗り直しが肝心です。顔だけでなく、耳や首筋など、日光が当たりやすい部分もしっかりカバーしましょう。
【紫外線対策を兼ねたベースメイクの選び方】
紫外線対策を兼ねたベースメイクも、お出かけ時には重宝します。ファンデーションやBBクリームを選ぶ際は、SPF表示のあるものを選ぶのがポイントです。中でもBBクリームは、保湿効果や美白効果もあるので一石二鳥です。ただし、ファンデーションやBBクリームだけでは、塗るムラができやすく、十分な紫外線対策とは言えません。
そこでおすすめなのが、化粧下地と組み合わせる方法です。まず、SPF30以上の化粧下地を顔全体に薄く伸ばします。その上から、ファンデーションやBBクリームを重ねるようにすれば、より確実に紫外線をブロックできます。
【賢く使おう!紫外線対策グッズと正しい着こなし術】
日焼け止め以外にも、上手に紫外線対策グッズを取り入れることをお勧めします。代表的なのは、つばの広い帽子とサングラスです。帽子は顔周りの日光を遮断し、サングラスは目の周りの繊細な肌を守ってくれます。サングラスを選ぶ際は、紫外線カット率100%のものを選ぶのがポイントです。
服装選びも重要です。首筋の開いた服よりも、襟のある服を選ぶことで、日光から肌を守ることができます。生地が薄手のものよりも、やや厚手の生地や、色の濃いものを選ぶのも効果的です。UVカット加工された洋服なら、さらに安心です。こうした"ながら紫外線対策"を心がけることで、ゴールデンウィークをもっと快適に過ごせるはずです。
【シェードを上手に活用!ゴールデンウィークを楽しむためのちょっとしたコツ】
海やプールなどレジャースポットに出かける際は、日陰を上手に活用しましょう。特に、太陽光線が最も強い午前10時から午後2時ごろまでは要注意です。大きな木陰やパラソルの下で休憩を取ったり、テントを設営したりするのもいいアイディアです。
また、水の反射によって紫外線量が増すことも知っておきたい情報です。海では砂浜よりも水に近い場所のほうが、紫外線量は2倍にもなるとの報告もあります。こうしたちょっとしたコツを押さえておくだけで、ゴールデンウィークをもっと安全に、快適に過ごせるようになります。
大人もお子様も、ゴールデンウィークをめいっぱい楽しむためには、しっかりとした紫外線対策が欠かせません。正しい知識と対策グッズを身に付けて、思い出に残る素敵な休日をお過ごしください。
参考文献:
- Skin Cancer Foundation, "Prevention Guildelines" https://www.skincancer.org/skin-cancer-prevention/
- American Academy of Dermatology Association, "How to Select a Sunscreen" https://www.aad.org/public/everyday-care/sun-protection/sunscreen-selection/how-to-select-sunscreen
- 環境省 「紫外線から子どもを守ろう」https://www.env.go.jp/chemi/uv/protect.html