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【仙台市宮城野区】シンプルだからこそ分かるクオリティの高さ。話題の名店で中華そばと半チャーハンを食す

長谷川誠地域ニュースサイト号外NETライター(仙台市)

仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。

世代的なものでしょうか。それとも、お蕎麦屋さんの中華そばが美味しい山形市で育ち、中華そばを日常食のように食べていたからでしょうか。それとも、年齢的にコッテリがキツくなってきているのでしょうか。時折、無性にシンプルな醤油ラーメンを食べたくなります。中華そば、志那そば、夜鳴きそば。呼び方も様々ありますが、昔ながらの、あのラーメン…。

今回は、そんな私のシンプルラーメン欲を満たしてくれた、宮城野区で話題のお店をご紹介したいと思います。

二代目餅萬さん
二代目餅萬さん

そのお店とは、こちらの「二代目餅萬(にだいめもちまん)」さん!

数々のメディアで紹介されている人気店だけに、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

店舗入口前にある看板
店舗入口前にある看板

お店の入口前にある看板には「昭和の味中華そば」の文字と餃子&炒飯…。その美味しそうな料理の写真に、入店前から生唾を飲み込んでしまいます。

店内入口付近の様子
店内入口付近の様子

お店の中に足を踏み入れてみると、まず目に飛び込んできたのは有名人のサインやお店の来歴が書かれたの説明書き。

現在の「二代目餅萬」さんへと至るお店の来歴
現在の「二代目餅萬」さんへと至るお店の来歴

昭和45年に4代目店主が始めた中華料理・洋菓子・和菓子の製造販売店舗である初代「餅萬」。そちらのお店は、仙台市の区画整理事業にともなって平成25年に休業。現在のお店「二代目餅萬」は、改めて平成28年に初代「餅萬」があった地区に開店したとのこと。(来歴の著者要約)

ふむふむ、なるほど。だから店名に「二代目」「餅」という言葉が入っているんですね。まさに明治時代から宮城野区エリアの歴史を見守ってきてくれた老舗。

店内カウンター脇にある食券機
店内カウンター脇にある食券機

店内の様子も撮影。快く撮影と掲載の許可をくださった店主の佐々木さん、ありがとうございました! 

注文は食券機制です。お店のおすすめは半チャンラーメン。食券機のボタンに書かれたメニュー名を見てみると、看板にあった中華そば・手作り餃子・チャーハン以外にも、ワンタンメンやタンメン系、もやしラーメンに広東メン、中華飯といった町中華ラインナップ。

シンプルな中華そばを食べたい欲に導かれてお邪魔しましたが、迷ってしまうラインナップですねぇ…。

店内テーブル席の様子
店内テーブル席の様子

座席は、テーブル席に加えて

店内カウンター席の様子
店内カウンター席の様子

厨房をL字型に囲むカウンター席がありました。悩みに悩んで食券機のボタンを押し、カウンター席に着席します。

半チャンラーメン
半チャンラーメン

着丼しました! 悩んだ私が出した結論はこちらの「半チャンラーメン」。

何よりお店のおすすめですし、食べたかったシンプルな中華そばに加えてチャーハン(半チャーハン)も味わうことができるという、ステキな欲張りメニュー。

中華そばアップ画像
中華そばアップ画像

それでは、まずは中華そばからいただきます!

スープの様子
スープの様子

一口飲んでみると「これぞ王道! 直球ど真ん中!」と言いたくなるような、アッサリしつつもクセになる「The 美味しい中華そば」のスープ。黄金色のスープに浮かんだ大量の刻みネギも絶妙なアクセントになってくれています。

麺の様子
麺の様子

麺も「そうそう。中華そばと言ったら、この麺だよね」という王道の細麺。スルスルとすすると、美味しいスープを身にまといながら口に飛び込んできてくれます。

チャーシューの様子
チャーシューの様子

そして分厚いチャーシューは、ホロホロと崩れるような絶妙な柔らかさで、中華そばに華を添えてくれました。肉々しさもあって美味しい!

スープ、麺、チャーシューなどの具材。シンプルな中華そばだけに、1つ1つの美味しさとクオリティの高さが際立ちます。シンプルなラーメンで美味しい、これって実は凄く難しいことなのかもしれない…そんなことを考えながら夢中で食べました。

半チャーハンアップ画像
半チャーハンアップ画像

そして半チャーハンもいただきます!

半チャーハンの断面
半チャーハンの断面

香ばしさが鼻をくすぐる美味しいシットリ系チャーハン。以前の記事ではチャーハンについて、勝手な個人的脳内ランキングなどを書いていますが、これは間違いなく「個人的、宮城野区シットリ系チャーハンランキング」があるならば上位入賞間違いなしの味です。

美味しい。このアブラ感があるシットリとした感じが、あっさりとした王道中華そばの相棒にピッタリです。どれぐらいピッタリかと言うと、杉下右京さんと亀山薫さんぐらいの「相棒」感。おすすめメニューになるのも頷ける黄金の組み合わせですね。

ごちそうさまでした!
ごちそうさまでした!

ついついスープも完飲し、シンプルな中華そばを食べたい欲も満たされた大満足のごちそうさまでした! 

二代目餅萬さんの店名看板
二代目餅萬さんの店名看板

退店前に、店主の佐々木さんにご挨拶すると「大げさに書かないで、ありのままを書いて下さいね」との有難いお言葉をいただきました。佐々木さんごちそうさまでした! また食べに来ます。

なお、店主とお母さまのお二人だけで美味しい味を提供してくれているお店です。そのため、営業時間や定休日が変更となることがあるそうです。食べに行くぞ! という場合は事前に営業中かどうかを確認してから行くといいかもしれません。

皆さんも是非、老舗「二代目餅萬」さんの美味しさを味わいに行ってみて下さいね。

●二代目餅萬●

〒983-0865 宮城県仙台市宮城野区元寺小路305−10 トラディション車町 101

地域ニュースサイト号外NETライター(仙台市)

地域ニュースサイト『号外NET(仙台市宮城野区・若林区)』ライター/仙台市在住、オタクで女の子二児のパパ。文章を書くこと、街歩き、食べ歩き、オタ活が大好き。HPが少ないピンチの時には温泉や寺社仏閣に出没する傾向あり。芋煮は醤油派こと、お隣の山形県出身ということもあり、新鮮な目線で仙台の”今”を見つめる。記事を読んでいただいた方に、ちょっとでも「行動するキッカケ」が芽生えるような仙台の情報・ネタを発信していきます。皆様からのご意見、ご要望、ご質問から叱咤激励までお気軽にご連絡下さい!

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