【横浜市】3/13から「なかよし広場」一時閉鎖へ 野毛山動物園リニューアル案に意見募集中
野毛山動物園(横浜市西区)のリニューアルが始まりつつある。小動物と触れ合える「なかよし広場」は3月13日から一時閉鎖、本格的な整備も今後開始する。真冬の動物たちの姿とともに、リニューアルについて紹介する。
園内工事中!3/13からは「なかよし広場」も一時閉鎖
昭和26(1951)年に「野毛山遊園地」として開園して73年。施設の老朽化やバリアフリーへの対応、動物展示の変更を行うためのリニューアルが予定されている。
2024年内には一部の施設整備が始まり、新しく設けられる「野毛山へようこそゾーン」(エントランスやグッズショップ)、「『ふれあいパーク』ゾーン」などが2028年度にリニューアル完了予定。なお2024年2月現在、動物園は通常どおり営業している。
「なかよし広場」(モルモット、ハツカネズミ、ニワトリ)は、3月13日(水)から1年程度閉鎖となる見込みだ(2025年春ごろ工事完了予定)。現在のなかよし広場を楽しむには、今がラストチャンス!
同時期からカグー、フンボルトペンギンも非展示となる予定。
2024年2月現在、「大池」付近は先行して工事が進んでおり、3月31日まで閉鎖されている。
横浜市がリニューアルプランへの意見を募集中、3/19まで
横浜市は「野毛山動物園リニューアルプラン(案)」を策定し、3月19日まで市民意見募集を行っている。意見はインターネット入力フォーム、はがき・FAX・Eメールで送ることができる(詳細は横浜市ホームページ)。この機会に、自由に意見を寄せてみたい。
現段階の案では、エントランス棟でのペンギン展示、レッサーパンダそばの休憩スペース設置、遊具のあるマヌルネコ展示スペース、ヤギやヒツジなども加わったふれあいゾーンなどが計画されている。
また、レストランメニューを増やしたり、繁忙期にはキッチンカーによる飲食販売も検討されている。エレベータやスロープ設置によるバリアフリー対応、トイレの建て替えなど設備面の改修も、案に含まれている。
真冬の雨の動物たち
2月下旬、最高気温が5度に届くかどうかの冷たい雨の日。園内の梅が見頃を迎えていた。
まずはリニューアル前の「なかよし広場」へ。モルモットに触れて過ごす。カゴの中にある靴下のようなものは、温水が入ったボトル。暖を取りながら接客してもらい、恐縮です。
写真集を見ながら、名前当てクイズに挑戦。顔の毛がすべて黒色で、背中の模様がこうだから…と、ひたすら観察。なお現在、小動物とのふれあいは野毛山動物園ホームページから事前予約制となっている。
猛暑には夏バテが心配されたツキノワグマも、冬は得意そう。ハンモックでぼんやりと過ごしていた。
寒すぎると、シマウマは室内に入りたい。こちらも写真を撮る手が凍えてきた。
寒い雨の日、活動的な動物が見られないことについて、丁寧な解説が。なんだか心がほっこりとした。
ホンドタヌキの様子も見ておこう。表に姿はなかった。しかし見える人には見えるかもしれない…暗闇の奥に光る二つの目が!!野生のタヌキに、森の中で出会ったらこんな感じだろうかと、妙に感動。
レッサーパンダも室内で過ごしていたが、食事をしに動き始めた。右手(右の前足)で竹をつかんで、ムシャ、ムシャ、ムシャ!
寒さの中でもサービス精神を発揮しているように見え、人気者の貫録に感服。
入場無料の身近な動物園。今の姿も記憶に残しつつ、これからの形も楽しみにしたい。
<施設情報>
野毛山動物園
住所:横浜市西区老松町63-10
アクセス:桜木町駅から徒歩15分(急な上り坂)。市営バス89系統「一本松小学校」行き「野毛山動物園前」下車すぐ
※「野毛山動物園リニューアルプラン(案)」の市民意見募集は2024年2月19日(月)~3月19日(火)まで。詳細は横浜市ホームページ。
野毛山動物園 ホームページ