【名古屋市守山区】日本で唯一!名古屋のチベット仏教寺院「強巴林(ちゃんばりん)」異文化と信仰に触れる
日本にいながら海外の風情を楽しめる。そんな場所は、海外へ渡航するのが難しい中で、とても貴重になりました。
かくいうトラベルライターとして活動する私も、旅行メディアへ『日本で見られる海外の絶景』というテーマでスポットを紹介することも増えました。
その中で、名古屋をみてみると、意外と多国籍料理が味わえるお店だったり、異世界感の味わえる場所も点在します。
今回は、その代表格である「強巴林(ちゃんばりん)」をご紹介!名古屋市守山区の国道15号線沿いに位置しているチベット仏教の寺院です。
実は、日本で公認されているチベット仏教の寺院は、この「強巴林」だけ。入口から、異国の情緒漂う景観を見せてくれます。
実は、森下永敏住職は、チベット仏教史上で女性初の外国人女性受戒者となった方。住職が修業したチベット仏教総本山のトゥルナン寺(ジョカン)を再現した伽藍になっているのです。
「強巴林」は200円で拝観することができますが、建物内の写真撮影はNG。
しかし、チベットからもたらされた仏画(タンカ)や、天井画、大宇宙曼荼羅などが飾られ、チベット仏教の信仰や芸術を体感することが出来ますよ。
中でも、見どころは1階中央のご本尊「釈迦牟尼仏十二歳像」。優しい眼差しで、思わずほっこりとした気持ちにさせてくれます。
エキゾチックな香りも漂い、日常とは違う時間の流れ。ちょうど仕事で疲弊していたタイミングだったこともあり、信仰に心を委ねるような、心にしみる時間を過ごせました。
自分の弱さも含めて、「それで良いんだよ」と言ってくれている気がして、気持ちが楽になりました。「強巴林」を拝観するお客さんは、同じく心が軽くなったという方が多いそうです。
なおチベット仏教は極彩色の伽藍も特徴!精神的に癒されたこともありますが、芸術としても大変目を引きます。
仏画以外にも、チベットからもたらされた品々も多く展示され、美術館のような趣も備えていますよ!せっかくなら1〜2時間でゆったりと鑑賞したいところです。
それでは伽藍内を楽しんだところで、最後にとっておきの場所を紹介!
「強巴林」の入口手前に本堂に沿うように道があるのですが、そこを通って階段を上れば、強巴林を裏側から見下ろせるスポットへ到着します。
黄金色の屋根越しに広がる、守山区や春日井市の街並み。異国情緒たまらない「強巴林」のクライマックスです。
ということで今回は名古屋が誇る日本唯一のチベット仏教寺院「強巴林」をご紹介しました。ぜひフラット非日常を感じ、癒されたい方は訪れてみてくださいね!
<強巴林>
住所:愛知県名古屋市守山区青葉台101番地
営業時間:9時~17時
電話番号:052-736-4888
料金:200円
アクセス:名二環・小幡ICから車で約5分、ゆとりーとライン・竜泉寺から徒歩で約5分