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走りたいのに走れない…今日からできる酷暑のランニングを快適にする方法

萩ゆうランニング系ライター

年々気温が高くなっている日本の夏。暑くてなかなか思うように走れず、うずうずしているランナーも多いのではないでしょうか。

夏場のランニングを快適にするために、すぐにでも実践できる方法を紹介します。

走る時間帯と場所を工夫する

夏場は走る時間帯と場所を工夫しましょう。夜も比較的涼しいですが、昼間に温められたアスファルトの熱で、夜になっても思ったよりも気温が下がっていません。

朝方は、気温が涼しく熱中症を予防しながら走れるのでおすすめです。

また、走る場所は直射日光の当たらない木陰の多い公園などを選びましょう。日陰の多い場所や風通しのよい場所を選ぶだけでもかなり快適に感じられます。

少し足を延ばして山や峠で走り込むのもおすすめですが、屋内のジムやトレッドミルなどで走るのもよいでしょう。

時短トレーニングを実践する

暑い時期はダラダラと長い距離を走るよりも、サクッと短い時間でできるインターバル走などを取り入れましょう。練習時間を短くすることで、暑さによる体への負担の軽減になります。

200mや100mをジョギングでつなぎながら何本か走るインターバル走で、短時間で心拍をあげる練習を実践してみてはいかがでしょうか。

“夏は走れないもの”だとわりきる

夏は暑くて走るのに不向きな時期。日常的に走っている人からすると、冬と同じように走れず悲観的になることがあるかもしれません。

モチベーションとメンタルを維持するためにも、夏は走れないものだとわりきることも大切です。

無理をせず自分のペースでコツコツつづけることで、涼しくなる頃には快適に走れるはずです。

深部体温を下げる工夫をする

熱中症を予防する方法として、深部体温を下げることが注目されています。

深部体温とは、体の内部の温度で約37度で維持されています。熱中症を防ぐためにも深部体温の上昇を抑える必要があると言われています。
参考:東京マラソン2025|その対策、本当に正しい?「熱中症なるほど講座」

スポーツ中は短時間で深部体温が上昇しやすい傾向にあるので、深部体温を下げるためにハンドクーラーをもつ、ネッククーラーをつける、アイススラリーを摂取するなどの方法がおすすめです。

プレークリングをする

「プレークリング」とは、運動前に身体を冷やすことで体温上昇を抑え熱中症のリスクを下げることです。

事前に体温を下げておくことで運動中の熱の許容量が増加し、暑い気温の中でもランニングが継続しやすくなります。

アイテムを使う他にも、冷たい飲み物を飲んで走る、事前に身体を冷やすなど、身体の内側と外側から冷やす方法があり実践しやすいですが、冷やし過ぎには注意しましょう。

熱中症予防として水分補給をしっかりする、夏のランニングに適したウェア等を着用するなど基本的な方法を実践しながら、今回紹介した方法もぜひ実践してみてくださいね!

ランニング系ライター

全国各地を転々と暮らすWebライター。スポーツ系、おでかけ系メディアなどで執筆中。3度の飯よりランニングが好きで、フルマラソン3時間ぎりの記録をもつ。

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