おでんの大根は「皮を厚めに剥いてください!」料理人が全力の呼びかけ【そのワケとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「おでん」は好きですか?
本格的に寒くなってくると、湯気が立ち上るおでんが恋しくなりますよね。特に、「大根」はおでんの主役ともいえる存在。
最近では、コンビニでもおでんを手軽に楽しめるようになり、寒い日の定番メニューとして人気を集めていますよね。特に、大根は『絶対に欠かせない!』という方も多いのではないでしょうか?実は、私もおでんの大根が大好きです!
しかし、こんな経験はありませんか?
『自分で作るおでんは、どうも“味が染み込まない”気がする…』
実は、この悩みには「大根の下ごしらえ」が深く関係しています。
おでんが好きな方は、ぜひ最後までお付き合いください!
今回の目次
- 皮を厚めに剥いてください!
- なぜ、皮を厚めに剥く必要があるの?
- 隠し包丁を入れる
- まとめ
皮を厚めに剥いてください!
皆さんは、おでん用の大根を剥くとき、何かこだわっていることはありますか?
今回のタイトルで既に書かれているので、もうお気づきかと思いますが…
おでんの大根を美味しく仕上げるためには、皮を厚めに剥くことが重要です。
なぜ、皮を厚めに剥く必要があるの?
きっとここまで読んで、『え、なんで?』と思った方もいるかもしれません。
実は、大根の皮のすぐ下には、たくさんの繊維が詰まっています。
この繊維が残った状態で大根を煮込むと、筋っぽい食感になったり、味が中まで染みにくくなったりすることがあるのです!
では、どのくらい剥けば良いのでしょうか?
具体的に数字で表すと、「約3~4mm」を目安に剥くのがオススメです。
これだけ剥くことで、繊維質が取り除かれ、大根の柔らかさや出汁の染み込み具合が格段に良くなります。
『厚めに剥くのはもったいない』と感じる方もいるかもしれませんが、剥いた皮はきんぴらや炒め物に活用すれば無駄なく美味しく使い切ることができます。
隠し包丁を入れる
ここまで読んだ皆さん、もう1つ大根をさらに美味しく仕上げるポイントをお伝えします。それが、隠し包丁を入れることです!
どのように入れるかと言うと…
輪切りにした大根の片面に、厚みの1/3の深さで十文字の切り目を入れる!
これだけで、火の通りが格段に良くなり、煮込み時間を短縮しながらも、出汁がしっかりと中まで染み込むようになります。
まとめ
- 大根の皮のすぐ下には、たくさんの繊維が詰まっている。
- おでんの大根は、皮を約3~4mm厚めに剥くことで繊維を取り除き、味が染みやすくなる。
- 剥いた皮は、きんぴらや炒め物に活用することができる。
- 隠し包丁を入れることで、火の通りが良くなり、煮込み時間を短縮できる。